● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:
So, Olivia, I’ve never traveled internationally before. I’m kind of freaking out here. What if I get lost or can’t understand the language?
「オリビア、僕、海外旅行なんて初めてなんだ。正直、ちょっとビビってる。迷子になったり、言葉が通じなかったらどうしよう?」
have never + 過去分詞は現在完了形の否定表現ですね。過去から現在まで「一度も○○したことがない」という否定を表します。ここでは have never traveled internationally で「海外に旅行した」ことが一度もないと言っているわけです。そして日常会話で本当によく使われる口語表現 kind of が出てきました。この kind of ○○ は「○○みたいな」「○○という感じ」「どちらかといえば○○的な」といった意味の表現で、物事を断定的に言いたくない時、つまり曖昧な感じで伝えたい時によく使われます。ここでは I’m kind of freaking out で「ちょっとビクビクしている」とか「ちょっとビビっている」といった意味になります。さらにもう一つ良い表現が出てきました。What if ~? は「もし~だったらどうする?」という意味を表す仮定の定番質問フォームです。get lost は「迷子になる」という意味なので、What if I get lost? なら「もし迷子になったらどうする?」ということですね。あるいは What if I can’t understand the language? なら「もし言葉がわからなかったらどうする?」といった意味になります。
Relax, Liam. You’re in good hands! I’ve done this a hundred times. Trust me, it’s going to be an amazing experience.
「落ち着いて、リアム。大丈夫、安心して!私は何度も海外に行っているんだから。信じて、きっと素晴らしい体験になるわ。」
さて、ここで出てきたのが今回取り上げる You’re in good hands!「大丈夫・安心して!」という意味の定番セリフです。good hands の直訳は「良い手」ということですが、例えばあなたが手術を受けるとして執刀医の腕が良ければ安心することが出来ますね。つまり、You’re in good hands! はそのような腕の良い専門家やスキル・経験のある人に身をゆだねるということから「大丈夫・安心して!」という意味を表します。I’ve done this a hundred times.もぜひ丸ごと覚えておきたいセリフです。現在完了形ですので、過去から現在までの時間の中で「これを何度もやった」、つまり「何度も海外を旅行している」と言っているわけですね。Trus me. は「私を信じて」という意味、It’s going to be ○○.は「○○になる」という未来形の表現です。
Okay, but what if we miss our connecting flight? I’ve heard airport connections can be a nightmare.
「うーん、でももし乗り継ぎ便に遅れたら?空港での乗り継ぎって、すごく大変だって聞いたことがあるんだ。」
ここでも What if ~? の定番質問フォームが出てきました。ここでは miss our connecting flight で「もし乗り継ぎ便に乗り遅れたらどうする?」といった意味になります。I’ve heard ~ は「~だと聞いたことがある」という現在完了形の定番表現です。nightmare は「悪夢」のこと。つまり、airport connections can be a nightmare といえば「空港の乗り継ぎは悪夢のように大変なことがある」と言っているわけですね。
If that happens, I’ll talk our way onto the next flight. Seriously, you’re in good hands. Just focus on having fun!
「もしそんなことがあっても私がなんとか話をつけて次の飛行機に替えてもらうから。ほんとに大丈夫だから安心して。とにかく楽しみましょう!」
さて、今回も良い表現が続きますね。If that happens は「もしそんなことが起きたら」という意味の定番パーツです。ここでは I’ll talk our way onto the next flight. で(もしそんなことがあったら)「私がなんとか話をつけて次の飛行機に替えてもらう」と言っています。talk one’s way onto ~ は「うまいことを言って~に乗る」といった意味の慣用表現ですね。talk one’s way into ~ にすれば「~に入り込む」といった意味になります。Seriously は「本当に」「マジで」という意味の副詞です。そして focus on ~ing は「~することに集中する」という意味。ここでは Just focus on having fun! で「楽しむことにただ集中しよう!」という意味になります。
Alright, I’ll try to relax… Oh, and what about the food? What if I can’t read the menu?
「わかった、少しリラックスしてみる… あ、でも、食事はどうするの?メニューが読めなかったら?」
try to ~ は「~するよう試みる・努める」という意味。そしてここでも良い表現が出てきました。What about ○○? は「○○はどうするの?」という意味の定番質問フォームです。似た表現に How about ○○? というのがありますが、こちらは「○○はいかが?」「○○はどうですか?」という提案の意味であるのに対して、What about ○○? といえば「○○はどうするの?」とか「○○はどうなっているの?」といったニュアンスになります。そしてまた出てきた What if ~? ですが、ここでは What if I can’t read the menu? で、「もしメニューが読めなかったらどうする?」といった意味になります。
Leave it to me! I’m kind of a food translator. Remember what I said — You’re in good hands!
「私に任せて!私はほとんど食べ物専門の翻訳者みたいなものだから。大丈夫、安心して!って言ったでしょう?」
さらに次の定番セリフ、Leave it to me! は「私に任せて!」という意味の表現です。逆に leave it to you とすれば「あなたに任せる」という意味になります。kind of ○○ は先ほども出てきましたが「○○みたいな」「○○という感じ」「どちらかといえば○○的な」といった意味ですから、I’m kind of a food translator.といえば「私は食べ物の翻訳者みたいなものよ」といった意味になります。Remember what I said は「私が言ったことを思い出して」という意味、つまり Remember what I said — You’re in good hands! で「大丈夫、安心して!って言ったでしょう?」といった意味になります。
Yeah, I can always count on you. Okay, I’m ready! Let’s go!
「ああ、君っていつも頼りになるね。よし、準備できた!行こう!」
最後も良い表現が出てきました。count on someone は「(人を)頼りにする」という意味の定番表現です。I can always count on you. なら「いつもあなたを頼りに出来る」といった意味になります。あるいは Count on me! とか You can count on me! といえば「私に任せて!」といった意味になりますし、Don’t count on me. といえば「私に頼らないで」といった意味になります。このように、日常英会話というのは「定番セリフ」や「定番パーツ」「定番フォーム」の組み合わせで成り立っています。英語が苦手な人は、こういった単位で英語を捉えずに、ただひたすら単語を覚えたり、文法の勉強を続けたりすれば英語が話せるようになると思っていますが、実際にはこういった定番表現を優先的に覚えて口から出すだけでより簡単に、楽しく、効率的に英会話力を向上させることが出来ます😊
● ディクテーションの回答と解説:
Don’t worry, you’re in good hands. She’s handled situations like this hundreds of times before.
「心配しないで。大丈夫、安心して下さい。彼女はこれまでに何百回も同じような状況を対処していますから。」
Don’t worry. は簡単ですね。「心配しないで」という意味の定番セリフです。そして今回取り上げた You’re in good hands. 「大丈夫・安心して」という表現です。これは丸ごと覚えておくようにしましょう。handle は「~をうまく処理する」とか「~にうまく対処する」といった意味があります。situations like this は「こんな状況」という意味、そして hundreds of times という表現が出てきました。これは「何百回も」という意味の定番パーツですね。こういう表現もそのまま丸ごと覚えて口から出して使ってみましょう 😊
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