● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:
Lily! Sorry, I’m late. What are you up to?
「リリー!ごめん、遅れちゃった。何してた?」
Sorry, I’m late. は「ごめんなさい、遅刻しました」という意味の定番表現ですね。そして今回はいきなり定番セリフが出てきました。What are you up to? は口語の定番挨拶表現で「どうてた?」とか「何してる?」みたいな意味を表します。文脈によっては、「これからどうするの?」といったニュアンスでも使われる非常に万能で便利な定番セリフです。
Oh, just weighing the pros and cons of being single again. You know, considering my options.
「ええ、また独り身に戻ることのメリットとデメリットを考えてたわ。まぁ、いろいろな選択肢をね。」
the pros and cons はぜひ覚えておきたい定番表現で「良い所と悪い所」「メリットとデメリット」「長所と短所」といった意味があります。ここでは weigh the pros and cons of ○○ で「○○の良い所と悪い所を比較検討する」という意味で使われています。be single は「独り身になる」という意味ですね。
Ouch! I didn’t think it was that bad. It’s only been two hours.
「うわっ!そんなに怒ってるとは思ってなかったよ。ほんの2時間じゃない。」
Ouch! は「痛い」という意味で、日常会話では本当によく使う語ですが物理的に痛い時だけでなく、今回の会話例のように心が痛む、つまり精神的に辛い…という意味でも使われます。日本語でも「イタい」なんて言いますが、それと同じニュアンスですね。それから that bad という表現もぜひ注目しておきましょう。形容詞に that を付けることで「そんなに~」という意味を表すことが出来ます。that bad なら「そんなに悪い」、that difficult なら「そんなに難しい」といった具合です。例えば Are you really that hungry? なら「あなた、本当にそんなにお腹が空いているの?」といった意味になります。
Only been two hours?! That’s a lifetime in girl-time, Alex. I could’ve read a novel, watched a movie, or, you know, found a punctual boyfriend.
「ほんの2時間ですって!?女の時間に換算すればそれはもう人生よ、アレックス。小説を一冊読めたし、映画も一本観れたし、時間を守る彼氏も見つけられたわね。」
ここでも面白い表現が出てきました。That’s a lifetime in girl-time. は「女子の時間に換算すればそれは人生の長さに等しい」という意味になります。そして、I could’ve ~ という表現も着目しておきましょう。これは I could have を縮約した形で、過去分詞を続けることで過去に出来た可能性があることを表せます。例えば I could’ve read a novel. なら「小説を一冊読めただろう」、I could’ve watched a movie. なら「映画を一作品観られただろう」、I could’ve found a punctual boyfriend.なら「時間を守る彼氏を見つけられただろう」といった意味になります。この punctual は「時間を守る」という意味の形容詞で、よく日本人は punctual な国民性であると言われます。
Alright, point taken and I apologize for the delay. I didn’t mean to keep you waiting. So, what are you up to now?
「わかったよ、君の言う通りさ。遅れたことを謝る。待たせるつもりは無かったんだ。で、これからどうする?」
Point taken. もぜひ丸ごと覚えておきたい定番セリフです。短いですが、これだけで「おっしゃる通りです」とか「ごもっともです」のように、相手の言っていることを理解したことを伝えることが出来ます。apologize for は「~について謝罪する」という少しあらたまった表現です。それから I didn’t mean to ~ も覚えておきたいですね。「~するつもりはありませんでした」という意味の言い訳系定番表現です。ここでは I didn’t mean to keep you waiting. で「君を待たせるつもりはなかったんだ」という言い訳になっています。そして、ここでも今回の定番セリフ What are you up to? が出てきましたが、ここでは「今何しているの?」という意味よりも、「じゃあ、これからどうする?」みたいな意味で使われています。このように What are you up to? は過去から現在、未来までも含めて「どうしていた?」「どうしている?」「どうする?」といった質問を相手に投げかけることが出来るとても便利で使い回しが利くセリフと言えます。
Well, waiting to see if you’ll actually survive this conversation without another excuse. It’s entertaining enough, I suppose.
「そうね、あなたがまた何か別の言い訳を始めるかどうか見届けようと思ってるの。なかなか面白いでしょ。」
おお、彼女、相当怒っている様子ですね💦 wait to see if ~ は「~かどうか見届ける」という意味の定番表現です。survive ○○ without ~ は「~無しで○○を何とか乗り切る」という意味の表現で、ここでは survive this conversation without another excuse で「他の言い訳無しでこの会話を何とか乗り切る」といった意味になります。entertaining は「楽しい」、ここでは enough がついていますので It’s entertaining enough. で「十分に楽しい」という意味になります。最後 I suppose. というおまけ表現がついていました。これは「まぁ、そうだと思う」といった消極的な同意を表す定番セリフです。
Wow, tough crowd! Fine, dinner’s on me. How about that?
「いやぁ、手厳しいな!よし、じゃあ夕食は俺のおごりでってことでどう?」
Tough crowd! も短いですが、ぜひ覚えておきたい定番セリフです。これは元々コメディアンが舞台でジョークを言っても笑いがあまり起きなかった時、つまり「ギャグがスベッた時」に「難しい観客たちだ」という意味で使われる表現で、会話でも手強い相手に対して「なかなか厳しいね!」みたいな感じで使います。それから dinner’s on me は「夕食は私のおごりです」という意味を表します。「おごる」というのは on を使うと覚えておくと良いでしょう。How How about that? は「それでどう?」とか「そんなのはいかが?」のように、相手に対して提案したり、感想を尋ねたりする際によく使われる定番の質問表現です。
Oh, really? Wow, now you’re talking! In that case… how about some fancy sushi for dinner?
「あら、本当?へー話がわかるじゃない。それじゃ、夕食は高級寿司なんてどう?」
最後も良いセリフが出てきました。 Now you’re talking! は「話がわかるね!」とか「そうこなくっちゃ!」「いいこと言うね!」といった意味の定番表現です。In that case は「その場合は」という意味の定番パーツですね。そして fancy sushi というのは「高級寿司」のこと。fancy は「洒落た・手の込んだ」といった意味の他、特にアメリカの口語では「高級な」「極上の」といった意味の形容詞として使われます。
● ディクテーションの回答と解説:
Hey, what are you up to this weekend? A few of us are going to the party if you’re interested!
「ねえ、今週末は何してる?もしよかったら、何人かでパーティに行くんだけど、どう?」
既に動画でも解説したように、What are you up to? はシチュエーションによって、「今何しているの?」「何をしていたの?」といった意味の他、未来のことについて「何をするの?」「どうするの?」「どうしてる?」みたいに尋ねることが出来ます。A few of ~ は「いくらかの~」「少数の~」といった意味で、ここでは A few of us となっているので「私たち何人かで」という意味になります。if you’re interested もぜひ覚えておきたい定番表現で、相手を誘う時に「もしよかったらどう?」みたいなニュアンスで使うことが出来ます😊
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