
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

You know, I’m terrible at self-checkouts. I swear cashiers always look at me like I’m trying to steal something.
「ねぇ、私セルフレジ超苦手なの。いっつも店員に不正を疑われているような気がするんだよね」
I’m terrible at ~. は「~がひどく苦手な」という意味の定番表現です。self-checkout は「セルフレジ」のこと。そして cashier はスーパーなどの「レジ係」のことを指します。swear は「~だと誓う・断言する」、steal ~ は「~を盗む」という意味、つまりここでは like I’m trying to steal something で「私が何か盗もうとしているかのように」レジ係が私を常に見ると言っていることになります。


Oh, same here. Yesterday, there was a clerk standing right behind me, and I got so nervous I scanned my eggs twice!
「ああ、僕もだよ。昨日も店員がすぐ後ろでジロジロ見てるから、焦って卵を2回スキャンしちゃったよ」
same here は「こちらも同じ」という同意を表す定番表現です。clerk は「店員」のこと、stand right behind me は「自分のすぐ後ろに立つ」という意味ですね。それから get nervous は「緊張する」「あがる」、ここでは I got so nervous I scanned my eggs twice! で「あまりにも緊張したので卵を二回もスキャンした」という意味になります。


Oh, I’ve done that too! Beep-beep! Twice in a row. Then you gotta call someone over, like, “Uh, excuse me, I think I broke your self-checkout.”
「あ、あたしもやったことある!ピッピッ!って二回続けて鳴って、結局『すみませーん、レジ壊しちゃったかもー』って店員さんを呼ぶ羽目になるのよね」
I’ve done that too. は I have done that too. という現在完了形の表現ですから、過去から現在までの間に「それをやったことがある」という経験を表しています。twice in a row は「二回連続で」「二回続けて」という意味、three times in a row なら「三回連続で」「三回続けて」という意味になります。you gotta call someone over の gotta は got to の略で、これは have to と同じ意味を表します。call someone over は「(人を)呼ぶ」という意味の定番表現ですね。


And when you can’t find the barcode… that’s the worst. Like those giant packs of toilet paper. You’re spinning them around going, “Where the heck is it?!”
「あと、バーコードが見つからない時は最悪だよね。大きなトイレットペーパーのパックをクルクル回しながら『どこだよ!?』なんてさ」
packs of toilet paper はトイレットペーパーが複数個入ったパッケージのこと。ここでは packs のように複数形になっていますが、これは一般的な意味合いで「(よくスーパーで売っている)パック入りのトイレットペーパー」という総称を表しているためです。spin something around は「~をグルグル回す」という意味、そして Where the heck is it?! という表現もぜひ覚えておきたいです。この the heck は the hell の婉曲表現で Where is it? を強調して Where the heck is it?! で「一体どこにあるんだよ!?」みたいな意味になります。


Oh, totally. And when people are waiting behind you, you feel their eyes on your back, like, “Come on, rookie!”
「あるある!でさ、後ろに列ができてると背中の視線が痛いよね。『何やってんだよ、初心者!』みたいな感じで」
wait behind someone は「(人の)後ろで待つ」という意味、feel someone’s eyes on one’s back は「(人が自分の)背中に視線を感じる」という意味の定番表現です。rookie は「新米」「初心者」のことですね。


Yeah, I saw this older guy struggling with one the other day. Poor dude looked like he was defusing a bomb.
「そういえば、この前おじいさんがセルフレジと格闘しててさ。まるで爆弾処理してるみたいだったよ」
さて、ここで出てきたのが今回取り上げる定番表現 struggle with ~ です。struggle は「奮闘する」「苦戦する」「大変な思いをする」といった意味の自動詞で、struggle with ~ とすると「~で奮闘・苦戦する・大変な思いをする」といった意味になります。the other day は「先日」とか「この前」といった意味ですね。dude は「男」「奴」「野郎」といった意味の口語特有の語です。そして defuse a bomb は「爆弾処理する」という意味の定番表現になります。


Oh, poor guy. Those machines aren’t exactly senior-friendly. Couldn’t find the barcode, huh?
「かわいそうに。あの機械って高齢者に優しくないよね。バーコードが見つからなかったのかな?」
guy も dude と似た語で「男」「奴」「野郎」のこと。ただし男性だけでなく女性に使うこともあります。他にもアメリカ英語には bro や man、buddy といった似た語があります。senior-friendly は「高齢者にやさしい」という意味の複合形容詞。他にも、例えば user-friendly なら「ユーザーにやさしい」、eco-friendly なら「環境にやさしい」といった意味になります。


He actually tried to shove cash into the card slot, and the alarm started blaring like crazy.
「いや、クレジットカードの挿入口に現金を押し込もうとしてたんだ。そしたら警報が大音量で鳴っちゃってさ!」
shove cash into the card slot は「クレジットカードの挿入口に現金を押し込む」という意味、start ~ing は「~し始める」、blare like crazy は「(警報などが)けたたましく鳴る」という意味になります。


That’s wild — like instant TikTok gold! Seriously, it’d blow up in seconds.
「ヤバ、そんなの TikTokの神ネタじゃん!マジで一瞬でバズるって」
That’s wild. は「すごい」とか「激しい」「ヤバイ」みたいな意味の定番表現です。TikTok gold は「(TikTok でバズる)神ネタ・映えるネタ」といった意味ですね。blow up は「(急に)爆発する」「急上昇する」「バズる」といった意味の句動詞で、Seriously, it’d blow up in seconds. で「マジで一瞬でバズるだろう」といった意味になります。


Actually, it reminded me of my dad. He bought a six-pack of beer, but only one can scanned. He didn’t notice and just paid.
「実際、それでうちの親父のこと思い出したよ。6缶パックのビールを買ったのに1缶しかスキャンされてなくて、そのまま会計しちゃったんだ」
remind someone of ~ は「(主語が)人に~のことを想起させる・思い出させる」という意味の定番表現。bought は buy の過去形・過去分詞形ですね。a six-pack of beer は「6缶パックのビール」のこと。notice は「気づく」という意味ですから、He didn’t notice and just paid. で「気づかずにそのまま会計した」という意味になります。


And the siren is going, “WEE-OOO, WEE-OOO!”? That must’ve felt like he was getting busted for theft!
「で、サイレンがウーウー!って?お父さん、窃盗で捕まると思ったんじゃない!?」
WEE-OOO はパトカーや消防車、救急車などのサイレンを表す擬音語です。That must’ve felt like ~ は That must have felt like ~ の縮約表現で、must have + 過去分詞は「~したに違いない」という過去の断定を表します。get busted for ~ は「~で捕まる・逮捕される」という意味の定番表現、theft は「窃盗」「泥棒」のことです。


Exactly. A clerk came running, like, “Sir, you only scanned one can!”
「その通り。店員が飛んできて『お客様、1缶しかスキャンされていませんよ!』って」
Exactly は「正確に」「その通り」という意味の副詞です。日常会話ではこのように副詞一語で返答することが多いです。come running は「走りながら来る」「飛んで来る」といった意味の定番表現です。Sir は男性に対する敬称ですね。店員が男性客に対して使う語です。女性客の場合は Ma’am を使います。


That’s so embarrassing. I would’ve just run out screaming, “I’m innocent!”
「それは恥ずかしいね。あたしだったら『無実ですーっ!』って叫んで逃げるかも!」
embarrassing は「恥ずかしい」という意味の形容詞、自分が恥ずかしい思いをするという意味では I am embarrassed. のように embarrassed を使います。ここでは「6缶パックのビールの1缶分しかスキャンされずに会計して店員に呼び止められた」ということが embarrassing「恥ずかしい」と言っていることになります。scream は「叫ぶ」「悲鳴を上げる」、innocent は「無実の」「潔白の」という意味の形容詞です。


Right? And after that, the clerk stood right behind him, just staring at everything he did. Kinda kills the whole idea of self checkout, huh?
「だろ?で、その後も店員が親父のすぐ後ろで睨みながらずっと見張ってたんだって。セルフレジの意味ないよな」
stare at ~ は「~を睨む」「~を凝視する」という意味、ここでは just staring at everything he did で「彼のすることを全てじっと見続ける」といった意味になります。kill the whole idea of ~ もぜひ丸ごと覚えておきたい定番表現で「~という考えを台無しにする」「~という考えを根底から崩す」といった意味になります。


At this rate, they’ll need one employee per machine, just standing there judging us. What a world, huh?
「この調子だと、そのうちセルフレジ1台につき1人の店員が立って、私たちを監視するようになるよ。変な世の中になったよね」
at this rate は「このままだと」「この調子だと」といった意味の定番パーツ。employee は「従業員」のこと、judge は日本語でも「ジャッジする」で通じますが、「裁く」「評価する」「判断する」といった意味の動詞です。最後、What a world! は「なんて世の中だ!」みたいな感嘆を表す定番セリフになります。
● ディクテーションの解答と解説:
I’ve been struggling with my diet. I’m trying to cut sugar, but it’s brutal.
「ダイエットで苦戦してるんだ。砂糖を控えようとしてるんだけど、マジでキツい」
過去から現在までを含めて、さらに今もその動作が継続中であることを強調する場合、現在完了進行形を使います。現在完了進行形は have/has been + 動詞の -ing 形で表すことが出来ます。ここでは I’ve been struggling with my diet. で「ずっとダイエットで大変な思いをし続けている」といった意味になります。cut sugar は「砂糖を控える・絶つ」という意味。そして brutal は「残酷な」「厳しい」「荒々しい」といった意味の形容詞です😊
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