
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

Wow, this store has the coolest gadgets! I don’t even know where to start.
「うわぁ、ここのお店、メッチャ面白そうな物がたくさんある!どこから見ればいいのか迷うわ」
gadget は日本語でも「ガジェット」で通じますが「便利な道具」「面白い小物」といった意味の名詞です。ここでは the coolest gadgets ということで「最高に面白いガジェット」がたくさん売られているということですね。I don’t even know where to start.は「どこから始めたらいいのかさえわからない」という意味の定番セリフで、目の前に何かがたくさんあって、どこから手を付けたらいいのかわからない…みたいなシチュエーションで使えます。こういったセリフは細かく「単語単位」で分解せずに丸ごと覚えて使ってみると良いです。


I can already see us leaving with bags full of weird little things.
「僕たちが変な小物でいっぱいの袋を抱えて帰る姿が既に目に浮かぶよ」
see someone ~ing は「~している人を見る」という意味で、ここでは I can already see us leaving で「既に僕たちが帰る姿が目に浮かぶ」といった意味になります。それがどんな姿なのかといえば、with bags full of weird little things で「ヘンテコな小物でいっぱいの袋を抱えている姿」ということですね。full of something は「~でいっぱいの」という意味、そして weird は「変な」「奇妙な」「風変わりな」という意味の形容詞です。


Look, this mug stirs itself! You just press this button, and there you have it – your coffee’s ready to go!
「見て、このマグカップ、自分でかき混ぜてくれるんだって!ボタンを押すだけですぐにコーヒーが飲めるよ」
stir は「かき回す」「かき混ぜる」という意味の動詞で、よく料理のレシピで使われる定番単語です。ここでは this mug stirs itself で「このマグカップは自分でかき混ぜる」、つまり「自動的にかき混ぜるマグカップ」という意味になります。そして、ここでもぜひ覚えておきたい定番セリフが出てきました。There you have it. は「ほらね」とか「これで終わり」「はい完成!」といった意味の慣用表現です。(be) ready to go は「準備完了」という意味の、これまた定番の表現です。ここでは Your coffee’s ready to go! で「コーヒーの出来上がり!」といった意味になります。


Huh, finally something that matches your laziness.
「へえ、君の怠け癖にピッタリな商品がついに登場か」
finally は「ついに」「最終的に」という意味の副詞です。同じような副詞に eventually や at last があります。match は日本語でも「マッチする」と言いますが「~に合う」「~にピッタリだ」といった意味ですね。laziness は「怠惰」「怠け癖」といった意味の名詞で、lazy といえば「怠惰な」「不精な」「怠け者の」といった意味の形容詞になります。


Oh, come on, I’m not that lazy.
「ちょっと、私そんなに怠け者じゃないでしょ」
Come on! は相手の言動に対して「ちょっと!」とか「おいおい!」「待ってよ!」のようにたしなめたり、軽く文句を言うような感じで使う定番表現です。そして先ほど出てきた lazy という形容詞に that がついて that lazy のようになっていますね。これで「そんなに○○な」とか「あんなに○○な」といった意味にすることが出来ます。ここでは I’m not that lazy.で「私はそんなに怠け者じゃない」といった否定の強調表現になっています。


Says the person who just bought a fancy automatic onion slicer last week.
「先週、高級自動タマネギ・スライサー買った人がよく言うよ!」
さて、ここで今回取り上げる定番セリフが出てきました。Says the person who ~.は「~する人がよく言うよ」とか「~するのは誰だっけ?」のように、自分のことを棚に上げて言う人を揶揄する定番表現です。ここでは a fancy automatic onion slicer、つまり「高級自動タマネギ・スライサー」を買った人が「私は怠け者じゃない」なんてよく言うよ!…と言っているわけですね。


Hey! It was on sale! And it’s surprisingly useful.
「何よ!あればセールだったからよ!それに意外と便利だし」
日本語でも「セール」で通じますが、on sale は「セール中である」「安売りされている」という意味の定番パーツです。そして surprisingly という副詞が出てきました。これは「驚いたことに」とか「意外に」といった意味を表します。useful は「便利な」「役立つ」という意味の形容詞ですね。


Okay, I hear you. Let’s see what else they’ve got.
「わかった、わかってるよ。さぁ、他に何があるか見てみよう」
I hear you. もぜひ覚えておきたい短い定番セリフです。相手の言っていることについて「わかっているよ」とか「そうだよね」のように同意を表す際に用いる定番表現です。そして Let’s see ~. は Let us see ~. を短くした表現で「~を見てみよう」という意味を表します。what else they’ve got は「彼らが持っている他の何か」、つまり「お店で売っている他の商品」という意味になります。


Oh my gosh, is this a cat-shaped tissue box holder?
「うわー、これって…猫の形のティッシュ・ケース?」
Oh my gosh! は Oh my God! の婉曲表現で「うわー!」とか「なんてこと!」のように驚きや感嘆を表します。敬虔なクリスチャンは軽々しく God という語を口にすることを避けるために gosh や goodness を使うことが多いです。cat-shaped は「猫の形をした」という意味の複合形容詞ですね。そして tissue box holder は「ティッシュ・ケース」のこと。


Yeah, and the tissues come out of its… um, butt.
「ああ、それでティッシュが…その、お尻から出てくると」
ちなみにアメリカの口語では「ティッシュペーパー」のことを Kleenex と呼ぶことが多いです。Kleenex は商標ですが、一般名詞化しているというわけですね。 そして butt というのは「お尻」のこと。他にも ass という語がありますが、こちらは少し下品なニュアンスになりますので注意しましょう。butt の方がソフトでカジュアルな表現になります。


Pfft! That’s hilarious! We’re definitely getting this.
「プフッ!ウケる!これ絶対買おうよ!」
That’s hilarious!もぜひ丸ごと覚えておきたい定番セリフですね。hilarious は「とても面白い」「ウケる」といった意味の形容詞です。そして definitely は「絶対に・確実に」といった意味の強調の副詞です。ここでは We’re definitely getting this.のように現在進行形で表されていますが、現在進行形は確定している未来の状態や動作を表すことが出来ます。つまり「絶対に買います!」のように断定的に買うことを強調しているわけですね。


Are you serious? I mean, who wants to blow their nose with cat-butt tissues?
「マジで?いや、ネコの尻から出てきたティッシュで鼻をかみたい人なんている?」
Are you serious? は「本気?」とか「マジ?」みたいな意味の定番セリフです。そして I mean は「つまり」とか「要するに」という意味の定番パーツですね。要約したり言い換えたりする時に使う前置き系の表現です。blow one’s nose もぜひ覚えておきましょう。これで「鼻をかむ」という意味を表します。cat-butt tissues は「猫のお尻から出てきたティッシュ」あるいは「猫の尻ティッシュ」といった意味になります。


Me! It’ll be a conversation starter for sure. Imagine someone coming over and seeing it.
「私よ!絶対、話のネタになるって。誰かが遊びに来て見つけた時を想像してみて」
a conversation starter は「会話のきっかけ」「話のネタ」といった意味です。そして for sure もぜひ覚えておきたい定番パーツで「確実に」「必ず」といった意味を表します。Imagine someone ~ing. は「人が~するのを想像してみて」という意味です。ここでは Imagine someone coming over and seeing it.で「誰かが遊びに来て見つけた時を想像してみて」といった意味になります。


Yeah, right. Our guests will think we’ve totally lost it.
「ああ、本当だ。きっとうちに来た人たちは『こいつら絶対イカれてる』って思うだろうね」
Yeah, right.は「ああ、そうだね」とか「ああ、本当だね」のように相手の発言への同意を表す定番表現です。guest は「ゲスト」「来客」のこと、逆に guest をもてなす側を host と言います。lost は lose の過去形で、lose it は「自制心を失う」「堪忍袋の緒が切れる」「発狂する」といった意味のスラングです。ここでは We’ve totally lost it.で「完全に頭がおかしくなった」といった意味になります。


Oh, chill out! Life’s more fun when you embrace weirdness.
「いいじゃない!変わったものを取り入れたら人生がより楽しくなるわ」
chill out は「落ち着く」「リラックスする」という意味の句動詞で、ここでは Come on!のように「まぁ、いいじゃない」とか「そんなに真剣にならないで」みたいな意味で使われています。embrace は少し難しい動詞ですが「~を抱擁する」「~を取り入れる」といった意味、weirdness はさっき出てきた weird の名詞形で「変わったもの」「おかしなもの」といった意味を表します。


Speaking of weird, check this out – an alarm clock that runs away when it goes off.
「変わったものといえば、これ見て。鳴ると逃げ出す目覚まし時計だってさ」
Speaking of ○○ は「○○と言えば」という意味の前置き系定番パーツです。check out は「~を確認する・見る」といった意味の句動詞で、ここでは代名詞 this が目的語になっているので check と out の間に this が置かれている点に注意しましょう。run away は「走り去る」「逃げ出す」という意味、go off は目覚まし時計や非常ベルなどが「突然鳴る」という意味の句動詞です。


Ooooh, I need that! My snooze button addiction is getting out of control.
「うわー、それ私にピッタリ!スヌーズボタンを押す癖がもう制御不能だからね」
snooze は「居眠り」「うたた寝」のこと、snooze button addiction は目覚まし時計が鳴っても「どうしてもスヌーズボタンを押してしまう癖」といった意味になります。out of control は「制御不能」のこと。つまり My snooze button addiction is getting out of control.は「私のスヌーズボタンを押す癖はもう制御不能になりつつある」といった意味になります。


Exactly. With this, you’d be chasing it around the room. No more sleeping in.
「その通り。この時計なら部屋中を追いかけ回さないといけないから、もう二度寝出来ないね」
exactly は「まさに」「その通り」といった意味の副詞です。このように会話では副詞単体で答えることがとても多いので、日常会話で使う副詞は一通りチェックして覚えておくと便利です。chase around は「~を追い回す」という意味の句動詞で、ここでも it という代名詞が目的語になっているので chase it around のように真ん中に it が置かれています。chase around it のように後に続けない点に注意しましょう。sleep in は「朝寝坊する」「二度寝する」といった意味の句動詞です。


Sounds like a nightmare, but maybe that’s what I need.
「悪夢みたいだけど、それくらいが私にはちょうどいいのかも」
Sounds like は It sounds like を短くした表現で「~のように聞こえる」「~らしい」という意味を表します。nightmare は「悪夢」のことですね。maybe は「多分」「おそらく」という意味の副詞、そして that’s what I need は「それが私に必要なもの」という意味を表します。


Or why don’t we just get a rooster? If it pecks your face, you’ll definitely wake up!
「それか、ニワトリでも飼うなんてどうかな?顔を突かれれば確実に起きることが出来るだろ!」
Why don’t we ~? は「なぜ~しないの?」という意味から「~しようよ」とか「~するなんてどう?」といった提案の意味を表す定番フォームです。rooster は「雄鶏」のこと。メスのニワトリは hen と言います。ちなみに「コケコッコー」と鳴くのはオスのニワトリです。peck は鳥などがくちばしで「つつく」「ついばむ」という意味、そこで「キツツキ」のことを woodpecker と言います。

● ディクテーションの解答と解説:
Says the person who never does the dishes.
「食器洗いを一度もしない人がよく言うよ」
Says the person who ~ は動画内でも解説した通り「~する人がよく言うよ」という意味の慣用的な定番表現になります。ここでは who never ~ を続けることで「~を一度もしない人がよく言うよ」という意味になっています。それから、これもぜひ覚えておきたい定番表現で do the dishes は「皿洗いをする」「食器洗いをする」という意味になります😊
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