
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

So… you just let me sit there, smiling like an idiot… with spinach in my teeth the whole time?
「それで…私がずっと歯にホウレン草つけたままバカみたいにニコニコ笑っていたのに知らんぷりしていたの?」
let someone + 動詞は「(人に)~させる」という意味、ここでは you just let me sit there で「あなたは私にただそこに座らせているだけだった」、つまり席に座らせているだけで何もしなかった…と言っているわけですね。smiling like an idiot は「バカみたいにニコニコ笑う」という意味。そして spinach は「ホウレン草」のことです。ここでは with spinach in my teeth で「歯にホウレン草がはさまったままで」といった意味になります。the whole time もぜひ覚えておきたい定番パーツで「ずっと」とか「始終」という意味を表します。


I swear, I didn’t see it until the waiter started cracking up.
「マジで、店員さんが笑い出すまで気づかなかったんだって」
swear は「誓う」という意味ですが、I swear は口語の定番表現で「本当に」とか「マジで」といった意味を表します。until ~ は「~まで(ずっと続く)」という動作や状態の【継続】を表します。混同しやすい語に by ~ があってこちらは「~まで(に何かが完了する)」という【期限】を表します。ここでは I didn’t see it until the waiter started cracking up. で「店員さんが笑い出すまで気づかなかった」という【継続】を表しています。crack up は「衝突する」「割れてバラバラになる」という意味の他、「(突然)ゲラゲラと笑い出す」といった意味があります。


That guy literally burst out laughing when he saw my smile!
「あの人、私が笑顔見せた瞬間、マジで吹き出してたんだけど!?」
literally は「文字通り」という意味の副詞、これも日常会話ではよく使う語です。burst out laughing も先ほどの crack up と同じような意味で「(突然)大爆笑する」といった意味があります。似た表現に laugh out loud というのがあって、こちらは「声に出して笑う」「大笑いする」という意味になります。よくテキストメッセージで lol という表記がありますが、これは laugh out loud の略語ですね。


I just thought he was being friendly! …Though yeah, he might’ve been laughing a bit too hard.
「僕はただ、フレンドリーな人なんだと思ってたんだよ!…まぁ、確かに笑い過ぎではあったかも知れないけれど」
I just thought ~ は「私はただ~だと思った」という意味の定番フォーム。Though yeah は「まぁ確かに」といった意味の前置き系定番パーツです。前の発言を軽く打ち消すニュアンスで使います。might’ve been は might have been の縮約形で「~だったかも知れない」という過去の推量を表します。ここでは He might’ve been laughing a bit too hard. で「笑い過ぎではあったかも知れない」といった意味になります。


You’re supposed to help me, not let me become a walking salad.
「彼氏なら私を助けてよ!サラダを歩かせるな!」
ここでもぜひ押さえておきたい定番表現が出てきました。(be) supposed to ~ は「~することになっている」「~するはずである」のように、本来の義務や取り決め、当然そうすべきことやそうであることを表します。You’re supposed to help me. なら「あなたは本来私を助けるべきである」という意味になります。そしてここでも let someone +動詞の表現が出てきましたが、not let me become a walking salad は「私を歩くサラダにさせるな」と言っていることになります。


Look on the bright side, it matched your green earrings.
「いやさ、前向きに考えようよ。君の緑のピアスとコーディネートばっちりだったし」
さて、ここで今回取り上げる定番セリフが出てきました。Look on the bright side. の look on ~は「~を見る」「~に目を向ける」という意味、そして the bright side は「明るい側面」「ポジティブな面」といった意味ですので Look on the bright side. といえば「前向きにとらえよう」とか「ポジティブ思考で行こう」みたいな意味の定番セリフになります。match は日本語でも「マッチする」で通じますが、ここでは it matched your green earrings で「君の緑のピアスとコーディネートばっちり!」といった意味になります。


Ugh. Next time I’m bringing a mirror, floss… and a new boyfriend.
「はぁ…。次からは鏡とデンタルフロス持参するわ。あと、彼氏もチェンジで」
bring は「~を持って行く・持参する」という意味、ここでは I’m bringing のように現在進行形になっていますが、確実にそうすることや既にそうなりつつあるようなことであれば未来のことでも現在進行形で表すことが出来ます。floss は dental floss とも言いますが、歯間クリーニング用の「デンタルフロス」のことですね。


Hey! In my defense, you still look beautiful.
「ちょっと!言わせてもらえば、それでも君はキレイだったよ」
in one’s defense は「(人が)攻撃や批判から自分を守るために」という意味の定番パーツで、ここでは in my defence で「言い訳じゃないけれど」「自己弁護させてもらうけれど」みたいな意味を表します。look beautiful は「(主語が)美しく見える・キレイに見える」という意味、ここでは still がついていますので「それでも君はキレイだよ」 といった意味になります。


Oh please. I gave the waiter my best smile — with spinach waving from my teeth like a flag!
「はいはい。歯からほうれん草を旗みたいにヒラヒラさせながら店員さんに最高の笑顔を見せていたのに?」
give someone a smile は「(人に)笑顔を見せる」という意味の定番表現です。ここでは I gave the waiter my best smile.で「店員さんに最高の笑顔を見せた」という意味になります。wave like a flag は「旗みたいに振る」という意味ですから、with spinach waving from my teeth like a flag で「歯からホウレン草を旗みたいにヒラヒラさせながら」といった意味になります。


I mean, I like a girl who’s chill… even when she’s got spinach stuck in her teeth.
「っていうかさ、ホウレン草が歯に挟まってても気にしないくらい、ゆる〜い子が僕好きなんだよね」
chill は「肌寒い」とか「冷たい」といった意味の他、「くつろいだ」「落ち着いた」といった意味があります。even when ~ は「~する時であっても」という意味、get something stuck in one’s teeth なんかもぜひ覚えておきたい表現ですね。これで「(人の)歯に~が挟まる」という意味を表します。ここでは she’s got spinach stuck in her teeth で「歯にホウレン草が挟まった」という意味になります。


You’re unbelievable… but I can’t with you.
「あなたってホントに…かなわないわ」
You’re unbelievable.は「あなたって信じられない」とか「あなたって本当に…」みたいに、相手の言動に呆れるような時によく使う定番セリフです。そして I can’t with you. という口語の定番セリフもぜひ覚えておきましょう。この I can’t with you. には動詞が無く文法的には間違っていますが、ネイティブが日常会話でよく使うスラングの表現で、「あなたにはかなわない」とか「あなたにはついていけない」といった意味を表します。これは悪い意味でも、良い意味でも使われる定番セリフです。

● ディクテーションの解答と解説:
Look on the bright side, now you have a funny story to tell.
「前向きに考えようよ、面白い話のネタができたじゃん」
look on ~は「~を見る」「~に目を向ける」という意味、そして the bright side は「明るい側面」「ポジティブな面」といった意味ですので Look on the bright side. といえば「前向きにとらえよう」とか「ポジティブ思考で行こう」みたいな意味の定番セリフになります。a funny story to tell も良い表現で「面白い話のネタ」という意味ですね。例えば、相手が何か笑える失敗をした時などに Now you have a funny story to tell.といえば「面白い話のネタができたじゃん」みたいな感じのセリフとして使えます😊
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