● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:
Hey Mike, did you hear about that new café down the street? They’re serving something called “Flaming Matcha Explosion!”
「ねぇマイク、あの通りに新しく出来たカフェ知ってる?『炎の抹茶エクスプロージョン』っていう飲み物を出してるらしいわよ。」
さて、今回もたくさん定番表現が見つかりそうですが、最初は Did you hear about ~? という定番フォームからです。about の先には名詞を続け、「~について聞いた?」とか「~について知っている?」といった意味の質問を作り出すことが出来ます。それから道案内系の英語表現でよくある down the street という定番パーツが出てきました。これで「この通りの先の」とか「あの通りにある」といった意味を表します。serve は飲食店などが食べ物や飲み物を出す・提供するという意味で、ここでは something called “Flaming Matcha Explosion”「炎の抹茶エクスプロージョン」という名前の飲み物を出している…という意味になっています。Explosion は「爆発」のこと。すごいネーミングの飲み物ですね💦
“Flaming Matcha Explosion”? Sounds like a drink and a lawsuit waiting to happen.
「『炎の抹茶エクスプロージョン』?それ、飲み物っていうより訴訟の元みたいなネーミングだね。」
Sounds like ○○ は「○○のように聞こえる」「○○みたいに感じる」という意味の定番表現。特に相手や第三者が言っていることなどについて感想を表す際に使われます。 lawsuit は「訴訟」のことで、ここでは a lawsuit waiting to happen で「訴訟の元になる」あるいは「トラブルの元になる」といった意味になります。
They say it has smoke, sparks, and a surprise pop at the end! You love weird stuff like that, huh?
「煙や火花が出て、最後に何かがポンって飛び出してくるらしいわ!あなた、そういう変なの大好きでしょう?」
They say ○○ という表現も英語ではよく使われます。特に主語が特定出来ない噂話などは They say ○○ とか People say ○○ といった表現を使って「○○らしい」とか「○○だそうだ」のように、人伝に聞いたことを示唆することが出来ます。weird は「変な」「おかしな」「風変わりな」といった意味の形容詞で、ここでは weird stuff like that で「そんな変わったもの・おかしなもの」といった意味を表します。そして文末の ~ huh? もぜひ覚えておきたい口語の定番表現ですね。鼻にかかったような声で huh? と言えば「○○でしょう?」のように相手の同意を求める感じで尋ねることが出来ます。
So… it’s a drink, sparklers, and a potential fire hazard. Why do you think I’d want to try that?
「つまり…飲み物であり、花火であり、火災の危険もあると。それをなんで僕が飲みたいと思うと思うの?」
英語で「花火」のことを fireworks といいますが、ここでは sparklers という語が使われています。sparklers は、例えば誕生日や記念日などに飲食店で提供されるケーキや飲み物についてくる花火のこと。a potential fire hazard は「火災の可能性・危険性」のこと、Why do you think I’d ○○? は「なぜあなたは私が○○すると思うのですか?」のように、自分がそうするであろうことを相手が予想したり期待したりしている理由について尋ねる定番質問フォームです。例えば Why do you think I’d lie to you? なら「なぜあなたは私が嘘をつくと思うのですか?」といった意味になります。
Because you’re always saying you need more excitement in your life! Plus, think of the TikTok views. It’s worth a shot!
「だって、いつも「人生にもっと刺激が必要だ」って言ってるじゃない!それにTikTokの再生回数を考えてみてよ。試す価値はあるでしょ!」
You’re always saying ○○ は「あなたはいつも○○と言っている」という意味ですね。think of ○○ は「○○のことを考える」、ここでは think of the TikTok views で「TikTok の再生数のことを考えてみて!」という意味になります。つまり「炎の抹茶エクスプロージョン」という飲み物の動画を TikTok に上げれば再生数が伸びるかもしれないと言っているわけですね。そしてここで今回取り上げる定番セリフが出てきました。It’s worth a shot. は「試してみる価値がある」という意味の定番表現です。It’s worth ○○. は「○○の価値がある」という意味、a shot は「一回の試み」のことを表します。何かにチャレンジする際、「それは試してみる価値があるね!」と言いたい時に使える定番セリフですね。
Fine, but if my eyebrows get singed, I’m blaming you.
「分かったよ。でも眉毛が焦げたら、全部君のせいだからね。」
Fine. は「いいよ」という意味の Yes のバリエーション表現です。そしてここでもぜひ覚えておきたい表現が出てきました。eyebrows get singed というのは「眉毛が焦げる」という意味で、singe は「表面を焦がす」という意味の動詞です。burn は「燃える」「燃やす」ですが、singe はちょっとだけ焦がすというニュアンスになります。それから I’m blaming you.もぜひチェックしておきましょう。直訳すれば「あなたのことを責めている」という意味ですが、ここでは眉毛が焦げるようなことがあったら「君のせいだからね」とか「君を責めるからね」といった意味になります。
Deal! I’ll even buy you a fire extinguisher as a consolation prize.
「いいわよ!残念賞として消火器を買ってあげるわ。」
Deal! は That’s a deal! とか We have a deal! といった表現と同じで「取引成立!」「交渉成立!」「よしきた!」といった意味の定番セリフです。a fire extinguisher というのは「消火器」のこと。こういった身の回りの物については、意外と英語でパッと口から出せないことがありますので、普段から気になったものは調べて覚えておくと良いです。a consolation prize というのはいわゆる「参加賞」とか「残念賞」のこと。そして I’ll even buy you ○○ は「何なら○○さえ買ってあげるよ」みたいな意味の定番フォームで、特に if ~ と共に使って「もし~なら、○○をおごるよ(○○だって買ってあげるよ)」といった特別な報酬を相手に与えるようなニュアンスで使うことが出来る表現です。例えば If you come with me to the concert, I’ll even buy you dinner.なら「もし一緒にコンサートに行ってくれたら、夕食だっておごるよ」といった具合です。
● ディクテーションの回答と解説:
I’ve never cooked this Italian dish before, but it’s worth a shot!
「このイタリア料理作ったことないけれど、試してみる価値はあるね!」
I’ve never cooked ~ は現在完了形の否定形ですね。I have + 過去分詞 で過去から現在までの時間の幅・流れの中における動作や状態を表すことが出来ます。ここでは not ever「ずっと~ない」「一度も~ない」という意味の never を使って「これまでに一度も作ったことが無い」という意味を表しています。it’s worth a shot! は「試してみる価値はある!」という意味の定番セリフです。ぜひこのまま丸ごと覚えて、実際の英会話で使ってみて下さい 😊
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