● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:
Ugh, this knife is really useless! I’m pressing harder than I do in gym class.
「あー、このナイフ、本当に切れない!ジムのトレーニングより力入れてるのに」
useless は「使い物にならない」「役立たず」という意味の形容詞です。逆に useful といえば「役立つ」「便利な」という意味になります。ここではナイフについて言っているので This knife is really useless. といえば「このナイフ、本当に切れない」といった意味になります。
Let me see that. Oh wow, this thing couldn’t even cut butter. You might want to sharpen it.
「ちょっと見せて。うわ、これじゃバターすら切れないんじゃない?研いだ方がいいかもね」
Let me see ~. は「~を見せて」という意味の定番表現です。例えばアメリカで車に乗って、ちょっとスピードを出し過ぎたりするとすぐにお巡りさんに止められて Let me see your driver’s license. なんて言われることがありますが、これは「免許証を見せて下さい」という意味ですね。それから You might want to ~ という表現もぜひ覚えておきましょう。これは「~した方がいい」といった提案を表す定番表現です。「あなたは~したいかも知れない」という意味ではないので注意しましょう。
Sharpen it? Are you serious? I’d probably make it worse.
「研ぐって?冗談でしょ?私がやったらもっと切れなくなっちゃうかもよ」
sharpen は「鋭くする」「研ぐ・磨く」という意味の動詞です。それから Are you serious? も日常会話ではよく使う定番セリフですね。「本気?」とか「マジ?」「冗談でしょう?」みたいな意味を表します。probably は「多分」「おそらく」といった意味の副詞で、ここでは I’d probably make it worse. で「(自分が研いだら)もっと切れなくなっちゃうかも知れない」という意味になります。
It’s not rocket science. Look, you just take this sharpener, run the blade through a few times, and voilà!
「そんなに難しい話じゃないよ。ほら、このシャープナー使って、何回か刃を通すだけさ。するとジャーン!見てごらん」
さて、ここで出てきたのが今回取り上げる定番セリフです。It’s not rocket science.は「それはロケットを打ち上げるような難しい科学の話ではない」、つまり「そんなに難しい話じゃない」といった意味の慣用表現ですね。a few times は「数回」「何回か」といった意味の定番パーツ、そして最後も良い表現が出てきました。Voilà! はフランス語由来の語で「ほら!」とか「ジャジャーン!」「出来た!」といった意味を表します。
Oh boy, pretty impressive. But just don’t slice your fingers or shred the bread.
「あらら、すごい。でも自分の指を切ったり、パンを細かく切り過ぎたりしないでよ」
Oh boy! という表現も日常会話ではよく出てきますね。「あらあら!」とか「おやまあ!」といった感嘆を表します。pretty impressive は「なかなかすごい」とか「とても印象的」といった意味です。slice one’s fingers は包丁などで「指を切る」という意味、それから shred the bread の shred は「シュレッダー」のシュレッドですね。「細かく切り刻む」「ズタズタに裂く」といった意味があります。
I’ve seen enough late-night infomercials to know how this works. You just glide the blade — no sawing needed!
「深夜の通販番組で何度も見てよく知ってるよ。ただ刃をスーッと滑らせるだけ。ギコギコはしません」
late-night infomercials は「深夜の通販番組」のこと。ここでは I’ve seen enough late-night infomercials to know how this works. で「深夜の通販番組で何度も見てよく知ってるよ」といった意味になります。glide the blade は「刃をスーッと滑らせる」という意味、そして no sawing needed は「ノコギリみたいにギコギコする必要は無い」という意味を表します😄
Wait, are you… sawing the bread? I thought you said this was effortless.
「ちょ、待って…あなた今ギコギコ切ってない?力は要らないって言ってたよね?」
sawing the bread の saw は「ノコギリ」「ノコギリで切る」という意味、そして effortless という形容詞もぜひ覚えておきましょう。「簡単そうな」「努力を要さない」といった意味があります。
I’m not sawing! I’m… uh… just making precision adjustments.
「ギコギコはしません!僕は…うー…その、精密な調整をしてるだけ」
I’m not sawing! はまさに「ギコギコはしません!」という意味です。ノコギリで切るようにナイフを動かしていないと言っているわけですね。just making precision adjustments は「精密な調整をしているだけ」という意味です。
It looks like you’re auditioning for a lumberjack competition.
「見た感じだと、材木伐採コンテストのオーディションでも受けているみたいだけど?」
audition は「オーディション」「オーディションを受ける・審査する」という意味、lumberjack はちょっと難しい語でしたが「木こり」「材木伐採人」のことです。lumberjack competition というのは「材木をノコギリで切るコンテスト」のこと。こんな感じのコンテストですね。
Hmm… okay, fair point. Well, now the bread seems like it was run over by a truck.
「うーん…確かに。パンがトラックに轢かれたみたいになっちゃったよ」
Fair point. は「確かにその通り」といった意味の定番パーツです。相手の言っていることに納得した時に使います。(be) run over by a truck は「トラックに轢かれた」という意味。そんなパン、ちょっと可哀そうですね💦
Maybe we should just stick to pre-sliced bread next time.
「次はスライスされたパンを買ってきた方がいいみたいね」
stick to ~ は「~にこだわる」「~に固執する」「~を選ぶ」という意味で、ここでは We should just stick to pre-sliced bread. で「スライスされたパンを選ぶべき」といった意味になります。pre-sliced bread は「スライスされたパン」のこと。pre- というのは「事前に」「あらかじめ」といった意味の接頭辞で pre-sliced は「あらかじめスライスされた」といった意味の複合形容詞になります。他にも pre-cooked なら「調理済みの」、pre-paid なら「プリペイド(前払い)の」といった意味になります。
● ディクテーションの解答と解説:
Anyone can do this. It’s not rocket science, just follow the instructions.
「誰でもできるよ。これは簡単だから、説明に従えばいいだけさ」
Anyone can do this. は「誰でもこれが出来る」という意味。そして今回取り上げた定番セリフ It’s not rocket science. は「難しい話ではない」
Anyone can do this. は「誰でもこれが出来る」という意味。そして今回取り上げた定番セリフ It’s not rocket science. は「難しい話ではない」「簡単だ」という意味の慣用表現です。ロケットを飛ばすような難しい科学の話ではない…と言っているわけですね。最後、follow the instructions もぜひ丸ごと覚えておきましょう。これで「指示・説明に従う」という意味を表します😊
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