
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

Hey, you’re late again! What’s the excuse this time? Your alarm didn’t go off, you got stuck in traffic, or… an alien asking you for directions?
「ちょっとあなた、また遅刻じゃない!今回の言い訳は何?目覚ましが鳴らなかった?渋滞?それとも…宇宙人に道でも聞かれた?」
(be) late は「遅刻する」という意味、What’s the excuse? は「言い訳は?」という意味の定番質問表現です。go off は「(アラームや警報などが)突然鳴り出す」という意味の句動詞。get stuck in traffic は「渋滞にはまる」、ask someone for directions は「(人に)道を尋ねる」という意味の定番表現です。


I know, I know. First, my bedhead just wouldn’t go away. The more I fixed it, the worse it got.
「わかってるよ。まず、寝ぐせが全然直らなくてさ。直そうとすればするほど、酷くなったんだ」
bedhead は「ベッドの頭」ということで「寝ぐせ」のことを表します。go away は「立ち去る」「消え失せる」「(問題などが)無くなる」という意味の句動詞で、ここでは My bedhead just wouldn’t go away. で「寝ぐせが元に戻らなかった」という意味になります。The 比較級, the 比較級の構文は「~すればするほど、さらに○○になる」という相関比較の表現で、ここでは The more I fixed it, the worse it got. で、寝ぐせを「直そうとすればするほど、ひどくなった」と言っていることになります。


Uh-huh… same old story. Maybe stop fighting your bedhead and just call it your new style.
「はいはい…またそれね。もう寝ぐせと戦うのやめて、新しいヘアスタイルってことにしたら?」
same old story も丸ごと覚えておきたい定番パーツで「よくある話」「いつものこと」という意味を表します。stop + ~ing は「~するのをやめる」という意味で、stop to ~ とすると「~するために立ち止まる」という意味になりますので注意しましょう。


And that’s not all. Then I spilled coffee all over my white shirt, so I had to change.
「それだけじゃないよ。その後、白シャツにコーヒーをぶちまけちゃって着替え直したんだ」
That’s not all. も分解せずにこのまま覚えておくと良いです。「それだけではない」「話はここで終わらない」という意味の定番表現です。spill something all over ~ は「~の上に何かをこぼす」という意味、ここでは I spilled coffee all over my white shirt. で「白いシャツの上にコーヒーをこぼした」という意味になります。


Ugh, that’s so you. Always a mess in the morning, and you never learn.
「はぁ…ほんと、あんたらしいわね。朝はいつもドタバタで、全然学ばないのよね」
ここでも丸ごと覚えておきたい定番セリフが出てきました。That’s so you. は「あなたらしい」という意味の慣用表現で、他にも名詞を続けて That’s so Tokyo. なら「東京らしい」、That’s so him. なら「彼らしい」といった意味になります。mess は「ゴチャゴチャ」「メチャクチャ」「ゴタゴタ」といった混乱や無秩序・乱雑な状態のことを表します。


As if that wasn’t enough, one of my socks disappeared. I could only find the left one.
「それだけでも大変なのに、今度は靴下が片方、行方不明になってさ。左のしか見つからなかったんだよ」
今回は丸ごと覚えておきたいセリフが多いですが、as if that wasn’t enough は「それだけでも大変なのに」「さらに」という意味の定番の前置き系表現です。one of ~ は「~の一つ」という意味ですから、続く名詞は必ず複数形にします。disappear は「消える」という意味ですね。


Yeah, yeah… keep going. What’s next, a little man came and stole just one of your socks?
「はいはい…続けて。で、何?小さなおじさんがやって来て片方の靴下だけ持っていったって?」
keep going は「続ける」という意味、What’s next? は簡単でしょうか。「次は何?」という意味の定番表現ですね。stole は steal の過去形ですから「盗んだ」という意味になります。


To make things worse, every single light turned red. I swear the bus was crawling slower than a turtle.
「さらに悪いことに、通る信号が全部赤に変わるんだ。バスなんてカメより遅かったんだから」
to make things worse もぜひ丸ごと覚えておきたいです。これで「さらに悪いことに」といった前置き系の定番表現になります。every single は「一つ一つの」「ありとあらゆる~」という意味、light は traffic light のこと、つまり道路の「信号機」のことを指します。crawl は「這う」「のろのろ進む」という意味ですから、the bus was crawling slower than a turtle なら「そのバスはカメよりもゆっくり走っていた」といった意味になります。


Of course… what else is new. Why not ride a turtle? It’s quicker than the bus!
「そうでしょうともね…いつも通りの話じゃない。じゃ、カメに乗ったら良かったじゃん。そっちの方がバスより速いんでしょ?」
What else is new? を直訳すれば「他に何か新しいことは?」となりますが、転じて「いつものことだ」「今に始まった話ではない」といった意味の慣用表現になります。Why not ~? は「~すればいいじゃない?・良かったじゃない?」みたいな軽い提案を表します。ちなみに Why don’t you ~? と似ていますが、こちらは「~しようよ」のように、より現実的・具体的な提案を表します。


And when I finally got to the station, the train showed up, every door opened… except mine.
「で、なんとか駅に着いてようやく電車が来たんだけど、なぜか僕の前のドアだけが開かなかったんだ」
got to the station は「駅に辿り着いた」という意味、show up は「姿を現す」という意味の句動詞ですから、the train showed up なら「電車が姿を現した」つまり「電車が来た」という意味になります。except mine は「私のもの以外」「私のものを除いて」という除外の表現です。つまり every door opened except mine なら「私のドア以外、全てのドアが開いた」という意味になります。逆に言えば、自分のドアだけ開かなかった…ということですね💦


Oh, so the train dissed you and said, “Not you!”? That’s brutal … I don’t buy it!
「へえ、つまり電車があなただけディスって『お前はダメ!』って?それはキツイわね…そんな言い訳信じないわよ!」
diss は日本語でも「ディスる」なんて言いますが、「~をバカにする」「~を侮辱する」という意味、brutal は「野蛮な」「残忍な」「厳しい」といった意味の形容詞です。さて、ここで出てきたのが今回取り上げる定番表現 I don’t buy it. です。これを直訳すれば「私はそれを買わない」ということですが、実際には「そんなこと信じない」「私は受け入れない」という意味を表します。


See? Even public transportation bullies me. That’s the story of my life.
「わかる?公共交通機関にまでいじめられてるんだ。まぁ、それが僕の人生だけどね」
public transportation は「公共交通機関」のこと。bully は名詞としては「いじめっ子」、動詞としては「いじめる」という意味を表します。そして、That’s the story of my life. もぜひ丸ごと覚えておきましょう。これで「それが私の人生だ」とか「私の人生はいつもそんな感じだ」といった意味になります。


Stop with the silly excuses and just be honest — say, “I overslept!”
「バカな言い訳はやめて、ただ正直に『寝坊した』って言えばいいのに!」
stop with ~は「~でやめておく」「~で最後にする」という意味。つまり、それ以上はしないで、そこで終わりにするという意味の定番表現です。silly excuse というのは「バカな言い訳」のことです。be honest は「正直になる」という意味ですね。最後、overslept は oversleep の過去形・過去分詞形で「寝坊した」「寝過ごした」という意味を表します。

● ディクテーションの解答と解説:
He said he’s been on a diet for over a month, but I don’t buy it.
「彼はもう1ヵ月以上ダイエットしてるって言ってたけど、信じないよ」
be on a diet は「ダイエット中」という意味の定番表現で、ここでは現在完了形で「1ヵ月以上」の間、ダイエットをしているという意味を表します。for ~ は「期間」を表し、for over a month といえば「1ヵ月以上」という意味になります。そして I don’t buy it. は動画内でも解説した通り「私はそれを信じない」「そんなこと信じない」といった意味の定番セリフになります😊
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