
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

Oops! Something just exploded in the microwave!
「うわ!今、電子レンジの中で何かが爆発したぞ!」
Oops! は何か失敗やヘマをした時に思わず口にする間投詞です。explode は「爆発する」という意味の動詞、そして microwave は microwave oven を略した語で、「電子レンジ」のことですね。ちなみに microwave というのは「マイクロ波」という電磁波のことで、このマイクロ波で水分子を振動させ、その摩擦熱で食品を加熱するのが電子レンジのしくみとなっています。


Wait, what?! What did you put in there?!
「うん、レジの人が間違えてタラバガニか何かの値段を打ったのかと思って、聞きそうになったよ」
Wait! は「待って!」とか「ちょっと!」のように、相手の言動などを制止したり、窘めたりする際に使う定番語です。put in は「中に入れる」という意味の句動詞で、特に put something in the microwave の形で「~を電子レンジに入れる」という意味で使われます。


An egg… I was trying to cook it quickly.
「卵だよ… 早く加熱しようと思ったんだ」
I was trying to ~. も日常会話ではよく使う定番フォームで「~しようと思った」とか「~するつもりだった」といった過去の意志を表します。cook は「加熱調理する」という意味の動詞ですから、I was trying to cook it quickly.で「(卵を)早く加熱調理しようと思った」と言っていることになります。


Oh my God, you’re kidding! You can’t microwave an egg!
「何やってんの、嘘でしょう!卵をチンしちゃダメじゃない!」
You’re kidding! も日常会話ではよく使われる「冗談でしょう?」とか「嘘でしょう?」といった意味の定番セリフです。kid someone は「(人を)からかう」「(人に)冗談を言う」という意味ですね。そして、ここでも microwave が出てきましたが、ここでは「~を電子レンジでチンする」という意味の動詞になります。You can’t microwave an egg. で「卵を電子レンジでチンすることは出来ない」と言っているわけですね。


But I do it all the time, and it’s never exploded this badly before!
「だって、いつもやってるけど、こんなに大爆発したことはなかったんだよ!」
さて、ここで今回取り上げる定番セリフが出てきました。I do it all the time. は「(それを)しょっちゅうやっている」といった意味の定番表現で、似た表現に I always do it. というのもあります。I always do it. の方が「常にやっている」「必ずやる」といったニュアンスである一方、I do it all the time. の方は「頻繁にやる」「しょっちゅうやる」といった意味になります。this badly は「こんなに酷く」といった意味ですので、It’s never exploded this badly before. で「こんなに大爆発したことは今までに無かった」といった意味になります。


Wait… this badly? So you’re saying it has exploded before?!
「待って…『こんなに』ってことは、前にも爆発したことがあるってこと!?」
ここでもぜひ覚えておきたい定番フォームが出てきました。So you’re saying ~? は「それって~ってこと?」「つまり~ってこと?」のように、相手の発言を再確認するような時に使う定番表現になります。ここでは it has exploded before で「前にも爆発したことがあるってこと?」みたいな意味になるというわけですね。


Well… yeah, but usually, it just makes a little pop sound and that’s it.
「まあ…そうね。でも普段はちょっと「ポンッ」って音がするだけだけど」
pop sound というのは「ポンッ」といった、何かが弾けたり、飛び出したりした時の音のことです。it just makes a little pop sound は「ちょっとポンッて音がするだけ」といった意味になります。最後、That’s it. という短いセリフも丸ごと覚えておきたいですね。これは「それだけ」「その通り」「それで決まり」「以上」といった意味の定番表現になります。


Oh, look at this mess! It looks like modern art or something in there!
「ちょっと、これ見て!現代アートか何かみたいになっちゃってるじゃない!」
mess は「乱雑さ」「ごちゃ混ぜ」「グチャグチャ」といった意味の名詞で、messy とすれば「乱雑な」「散らかった」「グチャグチャな」といった意味の形容詞になります。例えば、Your room is so messy. といえば「あなたの部屋、メッチャ散らかってる」といった意味になります。modern art は「現代アート」のことですね。


Honestly, it doesn’t look that bad. Maybe we should just scrape it off and eat it?
「正直、割と美味しそうじゃね?このままこそげ落として食べちゃおうか?」
honestly は「正直に」「誠実に」といった意味の副詞、そしてここでも this / that + 形容詞または副詞の表現が出てきました。これで「こんなに○○な・に」「そんなに○○な・に」という意味を表すことが出来ます。ここでは it doesn’t look that bad で、電子レンジ内で爆発して散らばった卵が「そんなに悪くは見えない」、つまり「割と美味しそうだ」と言っていることになります。scrape off は「こそげ落とす」という意味の句動詞です。scrape it off and eat it で「(電子レンジ内に飛び散った卵を)こそげ落して食べる」と言っているわけですね。


Ew! Gross! That’s disgusting! I can’t believe you just said that.
「やだ!キモッ!最悪!そんなこと言うなんて信じられない」
Ew! は「オエッ」とか「ゲッ」といった嫌悪感を表す間投詞です。Gross は日本語でも「グロい」とか言いますが、「気持ちが悪い」「ゾッとする」という意味ですね。そして That’s disgusting! もぜひ丸ごと覚えておきたい表現で「最悪!」とか「最低!」みたいな、これも嫌悪感を表す定番表現になります。I can’t believe ~. は「~だなんて信じられない」という意味で、I can’t believe you just said that.で「あなたがそんなこと言うなんて信じられない」と言っているわけです。


Come on, it’s just scrambled eggs… with a little extra microwaved flavor.
「何だよ、別に。スクランブルエッグみたいなもんだろ…ちょっと「電子レンジ風味」なだけで」
scrambled egg は「スクランブルエッグ」のこと、ちなみに「ゆで卵」は boiled egg、「目玉焼き」は fried egg、「生卵」は raw egg と言います。with a little extra flavor は「ちょっとした風味が足されて」といった意味で、ここでは with a little extra microwaved flavor で「ちょっと電子レンジ風味が加わって」みたいな意味になります。


If you think that, then you can have it all to yourself. I’ll just make myself a nice and clean fried egg.
「そんなに言うなら、あなただけ食べたらいいわ。私は自分でキレイな目玉焼きを作るから」
If you think that, then ~. の定番フォームもぜひ覚えておきましょう。これで「そんなに言うなら~」「そう思うのなら~」という意味を表すことが出来ます。have it all も良い定番パーツですね。これで「全て手に入れる」「全部もらう」といった意味を表します。それから nice and clean という表現も押さえておきたいです。これで「十分にきれいな」とか「とても清潔な」といった意味を表します。


Aw, man… I really wanted you to try my microwave masterpiece!
「何だよ、俺の電子レンジ傑作料理を君にもぜひ味わって欲しかったのに!」
Aw, man は「ちぇっ何だよ」とか「ああ、マジか…」みたいな不満や落胆を表す定番表現です。I really wanted you to ~ は「あなたにぜひ~して欲しかった」という意味、最後、microwave masterpiece は「電子レンジの傑作料理」といった意味になります。

● ディクテーションの解答と解説:
Don’t worry, I do it all the time. It’s no big deal.
「心配しないで、いつもやってるから。大したことないよ」
Don’t worry. は「心配しないで」という意味の定番セリフ、これは簡単ですね。そして今回取り上げた表現 I do it all the time.は「しょっちゅうやっている」という意味の定番セリフです。似た表現に I always do it. というのがありますが、こちらは「常にやっている」「必ずやる」といったニュアンスである一方、do it all the time の方は「頻繁にやる」「しょっちゅうやる」といった意味になります。そして最後、It’s no big deal.も丸ごと覚えておきたい定番セリフで「大したことない」という意味を表します。ぜひ併せて覚えておきましょう😊
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