
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

Hey, look! They’re giving out free samples over there. Everyone loves free food.
「ちょっと、見て!あそこで試食をやってるよ。みんなタダの食べ物が大好きよね」
give out free samples は「無料サンプルを配布する」という意味の定番表現ですが、ここではスーパー等で「試食品を配る」といった意味になります。over there は少し離れた場所を指して「あそこで」「あちらで」といった意味を表す定番パーツです。


Of course, it’s Costco. Free samples are half the reason people come here.
「そりゃそうだ、コストコだからな。ここに来ている人の半分は試食が目当てだから」
free samples は「無料サンプル」のこと、これは簡単でしょうか。half the reason は half the reason why を短くした表現で「理由の半分」という意味ですから、Free samples are half the reason people come here. なら「ここに来ている人の半分は試食が目当てだ」と言っていることになります。


Mmm, cheese and crackers… it’s like the appetizer of a fancy dinner. Where’s my waiter?
「うーん、チーズとクラッカー…まるで豪華ディナーの前菜みたいね。私のウェイターはどこ?」
cheese and crackers は「チーズとクラッカー」という意味、appetizer は「前菜」のことです。fancy は「高級な」「豪華な」という意味なので、fancy dinner なら「高級ディナー」「豪華ディナー」といった意味になります。


Oh, and now they’ve got soup samples. That’s the second course right there.
「おっと、今度はスープの試食かい。もうコースの二品目じゃないか」
they’ve got は they have got の略で、これは they have と同じ意味ですので they’ve got soup samples なら「スープの試食がある」という意味になります。the second course は「コース料理の二品目」のこと。そして、先程は over there という定番パーツが出てきましたが、ここで出てきた right there も同じように場所を指して「すぐそこで」といった意味を表します。


Wow, they even have salad samples? If they bring out dinner rolls next, we might have to tip someone.
「わぁ、サラダの試食まであるの?もし次にロールパンが出てきたら、チップ払わなきゃいけないかもね」
bring out は「持ち出す」「引き出す」「売り出す」といった意味の句動詞、dinner rolls は「ロールパン」のことですから If they bring out dinner rolls next なら「もし次にロールパンが出てきたら」といった意味になります。have to ~ は「~しなければならない」という意味、これに断定を避けた推量の助動詞 might がついて might have to ~ とすると「~しなければならないかもしれない」といった意味になります。


Here comes the main course — Wagyu steak?! This isn’t Costco anymore, this is a luxury steakhouse.
「次はメインディッシュの登場だ、和牛ステーキかよ!もうここはコストコじゃなくて高級ステーキハウスだな」
Here comes ~. は「~がやって来た」「~の登場だ」みたいに何かが現れたり、目の前に出てきた時に使う定番表現です。main course は「(コース料理の)メインディッシュ」のこと。not ~ anymore は「もはや~ではない」「今は~ではない」という意味、luxury steakhouse は「高級ステーキハウス」のことです。


So good! We should totally get back in line. No one’s gonna notice if we do it a couple more times.
「美味しすぎ!もう一度並び直そうよ。あと2〜3回並んでも誰も気づかないって」
get back in line は行列などに「並び直す」という意味です。No one’s gonna notice は No one is going to notice を短くした表現で「誰も気づかない」と言っていることになります。a couple more times は「あと2~3回」という意味、つまり No one’s gonna notice if we do it a couple more times.で「あと2〜3回並んでも誰も気づかない」と言っているわけですね。


Look at you, already a pro at this. …Wait — dessert alert! Brownie bites with whipped cream!
「おぉ、もうすっかり試食のプロじゃないか。…ちょ、待って!デザート発見!ブラウニーの生クリーム添えだ!」
Look at you! を直訳すれば「あなたを見て!」ということですが、相手の服装や容姿、言動などについて「あなたステキね!」「あなたスゴイね!」みたいな感嘆の意味で投げかける定番セリフで、文脈によっては良い意味でも悪い意味でも使うことが出来ます。


Okay, now it’s officially a full-course meal. I could use a cup of coffee to finish it off.
「これでもう正式にフルコースね。仕上げにコーヒーでも飲みたいところだわ」
officially は「公式に」「正式に」という意味の副詞、full-course meal は「フルコース(の食事)」という意味です。そしてここで出てきたのが今回取り上げる定番セリフ、I could use ~. です。これは「~を使うことが出来た」という意味ではなく「~があったらいいな」とか「出来れば~が欲しいな」みたいな軽い欲求や必要性を表す定番表現で、want よりも軽めの願望を表します。ここでは I could use a cup of coffee to finish it off. で「コースの最後に、出来たらコーヒーでも飲みたいな」と言っていることになります。


Wow, you’re getting pretty bold now. Hold on… do I see coffee samples over there?
「うわ、君かなり図々しくなってきたなあ。待って…あそこに見えるのはコーヒーの試飲じゃない?」
You’re getting pretty bold now. の bold は「大胆な」「図々しい」「厚かましい」といった意味の形容詞で、ここでは「かなり図々しくなってきた」といった意味になります。hold on は「待つ」「持ち堪える」という意味の句動詞で、例えば電話などで相手に「ちょっとお待ち下さい」と言いたい時に Hold on, please. なんてよく言います。


Perfect! Coffee to finish the meal. This place might as well be a five-star restaurant.
「完璧!食後のコーヒー付きなんて…ここはもう五つ星レストランと同じようなもんね」
coffee to finish the meal は「食後のコーヒー」のこと。そしてここでも是非覚えておきたい定番表現が出てきましたが、might as well be ~ は「~とほぼ同じ・大差ない・同然だ」といった意味を表します。ここでは This place might as well be a five-star restaurant.で「ここはもう五つ星レストランと同じようなもの」と言っていることになります。


Careful… if they serve wine next, we’ll never leave this store.
「気をつけろよ…もし次にワインが出てきたら、俺たち一生この店から出られないぞ」
serve ~ は「(食事や飲み物を)出す」「~を供給・提供する」「~に役立つ」といった意味、leave ~ は「~から離れる」「~を後にする」「~を置きっぱなしにする」といった意味の動詞です。このように一部の動詞は文脈によって意味が異なりますので覚える時に注意しましょう。

● ディクテーションの解答と解説:
It was super hot today. I could use an ice-cold beer right now!
「今日はめっちゃ暑かった。今すぐにでもキンキンに冷えたビールが飲みたいよ!」
super hot は「超暑い(熱い)」「めっちゃ暑い(熱い)」という意味、そして I could use ~. は動画内でも解説した通り「~が使えた」という意味ではなく「~があったらいいなぁ」とか「出来れば~が欲しいなぁ」といった軽めの欲求や願望を表す定番表現です。ice-cold beer は「つめたく冷えたビール」「キンキンに冷えたビール」のこと。ちなみに beer は液体ですので不可算名詞ですが、この文脈では a glass of beer「一杯のビール」を言っていることになりますので不定冠詞 a がついています(glass of ~ が省略されている感じです)🍺
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