
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

Hey, did you see the grocery bill today? It was insane!
「ねぇ、今日の食料品のレシート見た? めちゃくちゃ高かったよ!」
groceries は「食料品」や「雑貨」「日用品」のこと、grocery store は「食料雑貨店」という意味になります。bill は「請求書」「明細書」のことですから grocery bill は「食料雑貨品のレシート」といった意味ですね。insane は「常軌を逸した」「正気とは思えない」という意味の形容詞で、ここでは It was insane! で「(食料雑貨の価格が)めちゃくちゃ高かった!」と言っているわけですね。


Yeah, I almost asked if they accidentally charged us for a whole king crab or something.
「うん、レジの人が間違えてタラバガニか何かの値段を打ったのかと思って、聞きそうになったよ」
ask if ~ は「~かどうか尋ねる」という意味ですが、ここでは almost が入って I almost asked if ~ で「~かどうかもう少しで尋ねるところだった」といった意味になります。accidentally は「偶然に」「つい・うっかり」「誤って」といった意味の副詞です。charge someone for ~ は「(人に)~の料金を請求する」という定番表現になります。そして king crab は「タラバガニ」のこと。ここでは a whole king crab で「タラバガニ一匹丸ごと」という意味になります。


I mean, we just bought eggs, milk, and some veggies… and it cost as much as a fancy dinner!
「だって、卵と牛乳と野菜ちょっと買っただけで、高級ディナー並みの値段じゃない!」
I mean は「つまり」とか「要するに」のように、何かを言い換えたり言い直したりするような時に使う前置き系の定番パーツです。veggies は vegetables を略した口語表現ですね。cost は「(お金・費用が)かかる」という意味で現在形、過去形、過去分詞形すべて同じ綴りになります。cost as much as ~ は「~と同じ値段」という意味で it cost as much as a fancy dinner で「高級ディナーと同じ値段」といった意味になります。


You know what’s crazy? Even junk food is expensive now! I was gonna grab a bag of chips, and it was like five bucks!
「信じられないのがさ、ジャンクフードまで高いのよ!ポテチ買おうとしたら1袋5ドルもするの!」
You know what’s crazy? はぜひ丸ごと覚えておきたい定番セリフで「ひどいのはさぁ」とか「信じられないのがさぁ」といった前置き系の定番表現になります。特にこれからひどいことや相手が驚くようなことを言う時に前置きのように使います。gonna ~ は going to ~ を略した形で I was gonna grab a bag of chips. で「ポテチを一袋買うつもりだった」といった意味になります。 の buck は「1ドル」のことで、five bucks なら「5ドル」という意味になります。


Eggs are expensive too. A dozen costs over five bucks. They’ve gone up like 65% since last year.
「卵も高いよね、1ダースで5ドル以上。一年前から65%値段が上がってるって」
expensive は「高価な」「高くつく」という意味の形容詞、a dozen は「1ダース」のこと、a dozen eggs なら「卵1ダース」、つまり「12個の卵」ということになります。go up like 65% は「65%も値段が上がる」という意味で、ここでは They’ve gone up like 65% since last year. のように現在完了形で「昨年以来65%値段が上がっている」という意味になります。


We should just start eating like college students again. Instant noodles and cereal for every meal!
「もう大学生みたいな食生活に戻るしかないか。毎回、インスタントラーメンとシリアルね!」
start ~ing は「~し始める」という意味。ここでは start eating like college students again で「また学生のような食生活を始める」といった意味になります。instant noodles は「インスタントラーメン」のこと、そして cereal は日本語でも「シリアル」で通じますが「穀物」「穀類」のことを表します。meal は「食事」のことですから、for every meal で「毎食に」という意味になります。


Totally! Or how about peanut butter and jelly sandwiches? Back in college, those felt like a feast!
「それな!あるいはピーナッツバター&ジェリーサンドイッチなんてのは?学生の頃はあれでもご馳走に感じたけど」
totally は「全く」「完全に」という意味の副詞ですが、口語では「まったく!」とか「その通り!」「それな!」みたいな同意を表します。How about ~? は「~なんてどう?」とか「~はいかが?」みたいな提案を表す定番フォームです。peanut butter and jelly sandwiches は「ピーナッツバターとジャムのサンドイッチ」のことで、アメリカでは子供のお弁当やおやつに定番の食べ物です。feast は「ごちそう」「祝宴」「宴会」のこと、those felt like a feast は「(ピーナッツバターとジャムのサンドイッチが)ご馳走に感じた」と言っているわけですね。


Do you remember mac and cheese?
「マカロニ・アンド・チーズ、覚えてる?たまにお金がある時はウィンナーを入れたよね」
mac and cheese は macaroni and cheese を縮約した表現で、茹でたマカロニに溶かしたチェダーチーズをからめたアメリカ庶民の代表的フードです。Whenever ~ は「~する時はいつでも」「~した時はすぐに」といった意味の複合関係副詞ですね。ここでは whenever we had a little extra money で「少しお金に余裕のある時には」といった意味になります。throw in は「~を投げ入れる」という意味の句動詞、そして hot dog はパンにソーセージを挟んだ「ホットドッグ」という意味だけでなく、英語では「ソーセージ単体」のことも指します。


Yeah, I once survived three days on canned beans and crackers. That’s some real survival skills.
「ああ、俺なんて、缶詰の豆とクラッカーだけで3日生き延びたことあるぜ。まさにサバイバルスキルさ」
I once ~ は「かつて~したことがある」「一度~した」という意味、survived three days on ○○ は「○○だけで3日間生き延びる」という意味です。それから canned beans は「豆の缶詰」のことですね。survival skill は「サバイバル術」のこと、いわゆる「生き残りのスキル」ということです。


Speaking of survival, Jessica once told me she lived off 25-cent chicken soup for a week.
「サバイバルと言えば、ジェシカが一杯25セントのチキンスープで一週間凌いだって言ってたな」
Speaking of ~ は「~と言えば」という意味の定番前置き系表現です。live off ○○ は「○○で生計を立てる」「○○だけを食べて生きる」といった意味の句動詞、ここでは lived off 25-cent chicken soup for a week で「一杯25セントのチキンスープで一週間凌いだ」といった意味になります。


I remember that! She dropped 10 pounds, but hey, she actually looked great.
「覚えてるよ!4~5キロ痩せて、むしろキレイになったんじゃなかった?」
I remember that! は「それ覚えてる!」という意味の定番セリフです。drop 10 pounds は「10ポンド体重が減る」という意味ですね。10ポンドは約4.5キロです。それからアメリカ人の口語表現でよく出て来るのが but hey という定番パーツで「まぁ、でもさ」とか「とはいっても」といった軽い打消しを表します。look great は「きれいに見える」「見た目が素晴らしい」ということで、要するにジェシカが痩せてきれいになったと言っているわけですね。


Anyway, how long is this price inflation going to last? Everyone’s already sick of it.
「いずれにしても、この物価高騰は一体いつまで続くんだろう?もういいかげん、誰もがウンザリしているよね」
Anyway は「いずれにしても」という意味の前置き系定番語の一つです。そしてここで出てきたのが今回取り上げる定番セリフ How long is this going to last? です。このセリフは「これっていつまで続くの?」といった意味で、ここでは How long is this price inflation going to last? で「この物価高騰はいつまで続くの?」といった意味を表します。そして (be) sick of ~ は「~にウンザリする」という意味の定番表現ですね。ここでは Everyone’s already sick of it. で「もういいかげん、誰もがウンザリしている」といった意味を表します。


Honestly, at this rate, I wouldn’t be surprised if grocery stores started offering payment plans.
「正直、このままだとスーパーが分割払いOKとか言い出しても驚かないよな」
Honestly は「率直に言って」「正直に言って」という意味の副詞、そして at this rate もぜひ丸ごと覚えておきたい定番パーツで「この調子でいけば」とか「このままのペースだと」といった意味を表します。最後も良い表現が出てきました。I wouldn’t be surprised if ~ は「もし~であっても驚かないだろう」という仮定法の定番表現ですね。ここでは if grocery stores started offering payment plans で「もしスーパーが分割払いOKとか言い出しても」驚かないだろうと言っているわけですね。それぐらい物価がとんでもなく高騰しているということです。

● ディクテーションの解答と解説:
The prices keep rising. How long is this going to last?
「物価が上がり続けているよ。これっていつまで続くの?」
price は「価格」のこと、the prices とすると「現在の物価」といった意味になります。keep ~ing は「~し続ける」ですから keep rising なら「(物価が)上がり続けている」という意味を表します。そして今回取り上げた定番セリフ How long is this going to last? は「これっていつまで続くの?」という意味ですね。似た表現に How long has this been going on? というのがあって、こちらは現在完了形ですので「どのくらい前からこの状態が続いているの?」といった意味になります。スタンダードジャズの名曲にもありますね😊
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