● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:
Wow, can you believe this weather? It’s January, and I don’t even need a jacket!
「わー、信じられる?1月なのに上着さえ要らないくらい暖かいよ!」
Can you believe ~? は「~が信じられますか?」という意味の定番質問フォームです。ここでは Can you believe this weather? で「この気候が信じられますか?」と尋ねているわけですね。don’t even need ○○ という表現もぜひ覚えておきましょう。「○○さえ要らない」「○○すら要らない」という不要性を強調した定番表現になります。
You’re so right! It’s like spring decided to sneak in early this year.
「本当だね。まるで今年は春がこっそり早めに来たみたい」
ここでも丸ごと覚えておきたい定番セリフが出てきました。You’re so right! を直訳すれば「あなたはとても正しい」ということで、相手の発言等に同意して「その通り!」とか「本当にそうだね」のように言いたい時に使える定番表現です。sneak in は「こっそり入り込む」という意味の句動詞で、ここでは It’s like spring decided to sneak in early this year. で「まるで今年は春がこっそり早めに来たみたい」といった意味になります。
Oh, look over there! Are those… buds on the tree?
「あ、見てあそこ!あれって…木の芽じゃない?」
Look over there! は少し離れた所を指して「あそこを見て!」「あっちを見て!」といった意味を表します。those は「あれら」「それら」のように、離れた所にある複数のものを指す代名詞です。buds on the tree は「木の芽」のことですね。
Oh my gosh, they are! How is that even possible? It’s still winter!
「すごい、本当だ!何でそんなことが?まだ冬だよね?」
さて、ここで出てきたのが今回取り上げる定番セリフ How is that even possible? です。How is that possible? でも「どうしてそれが可能なのか?」という意味を表しますが、ここでは even という強調の副詞が入って How is that even possible? で「どうしてそんなことが可能なのか?」といった意味になります。有り得そうにないこと、不可能に思えることについて驚きや意外性を表した定番の質問表現ですね。
Maybe the tree figured we’re all tired of the cold.
「たぶん木が、みんな寒さにウンザリしてるって気付いたんじゃない?」
figure は名詞では「姿」や「形」といった意味がありますが、動詞では「思う」「判断する」「わかる」といった意味があります。(be) tired of ~ は「~に疲れる・ウンザリする」といった意味の定番表現で、ここでは We’re all tired of the cold.で「みんな寒さにウンザリしてる」といった意味になります。
Right! It’s like, “Okay, guys, let’s wrap up winter early this year.”
「そうね。『オーケー、みんな今年は冬を早めに終わらせよう!』みたいなね」
It’s like ~. という定番表現もぜひ覚えておきたいです。これはアメリカ人の日常会話において使われない日は無いというほどよく使われる定番の慣用表現で「~みたいな」「~的な」といった意味を表します。wrap up は「~を包み上げる」という意味で、要するに仕事や作業、あるいは話などを「まとめる」「仕上げる」「終わらせる」といった意味を表します。
Wait, do you smell that? Is that… flowers blooming?
「あれ、なんか匂うね?花が咲き始めてる匂いかな?」
smell は名詞では「匂い」や「嗅覚」という意味、そして動詞では「~の匂いがする」あるいは「~の匂いを嗅ぐ」という意味があります。bloom は「開花する」という意味ですから flowers blooming といえば「花が咲き始めている」という意味を表します。
Hmm… nope, that’s definitely the hot dog stand over there.
「んー…違う、あそこにあるホットドッグの屋台の匂いだね」
Nope は No のバリエーションの一つです。そして definitely は強調を表す代表的な副詞ですね。発音が少し難しいのでぜひ練習して覚えて下さい。hot dog stand は「ホットドッグの屋台」のこと。そして、ここでも over there が出てきましたが「あそこ」「あちら」といった意味を表す定番パーツです。
Oh man, now I’m starving. How does a smell do that to you?
「うわ、もうお腹空いてきた。匂いだけでこうなるってどういうことだよ?」
それから、これもぜひチェックしておきたい定番セリフです。I’m starving. は「餓死しそう」という意味ですが、もちろんそれは冗談で、餓死しそうなほど「お腹がペコペコ!」という意味を表します。そして も良い表現ですね。これで「~にそんなことをする」という意味で、例えば How could you do that to me?! といえば「どうしてそんなことを私にするの?」、つまり「ひどいことするね!」みたいな意味になります。
It’s their secret weapon. You walk by, and suddenly you’re like, “Hot dog it is!”
「それが彼らの秘密兵器よ。通り過ぎたら急に『ホットドッグしかない!』って思っちゃうの」
secret weapon は文字通り「秘密兵器」のこと。そして walk by は「通り過ぎる」という意味の句動詞です。ここでも真似したい良いセリフが出てきました。○○ it is! は「まさに○○だ!」とか「○○しかない!」「○○に決定だ!」みたいな意味を表す定番フォームです。それに決まりだとか、もうそれしかない…みたいに言いたい時に使える表現です。
Okay, there’s no point fighting it. Let’s grab some.
「まあ、抗うのは無理っぽいしな。よし、ちょっと貰うか」
さらにここでも良い定番フォームが出てきました。 は「~するのは無駄である」とか「~するのは意味がない」といった意味を表す慣用表現です。ここでは There’s no point fighting it. で「それに抗うのは無理だ」と言っているわけですね。Let’s grab some.は食べ物などについて「ちょっと食べよう」とか「ちょっと頂こう」といった意味を表す、これまた定番のセリフです。
You didn’t even try to resist! Okay, let’s do it — I’m starving, too!
「抵抗する気すらなかったでしょ!いいわ、頂きましょう。私もお腹ペコペコよ!」
最後も even を使った強調の表現が出てきました。You didn’t even try to resist! は「抵抗する気すらなかった」という意味ですね。要するに、ホットドッグの屋台からいい匂いがしてきて、それに対して抗う様子さえ見せなかったと言っているわけです。
● ディクテーションの解答と解説:
He ate 10 burgers in one minute? How is that even possible?
「1分間でハンバーガーを10個も食べたって?どうしてそんなことが可能なんだ?」
1分間に10個のハンバーガーを食べるのはスゴイですが😅 ate は eat「食べる」の過去形ですね。過去分詞形は eaten です。in one minute は「1分間で」という意味、まぁこれは簡単かと思います。そして今回取り上げた定番セリフ How is that even possible? は「どうしてそんなことが可能なの?」という驚きや意外性を表す定番質問表現です。バリエーションとして How is that even happening? というのがあり、こちらは「どうしてそんなことが起き得るの?」といった意味になります😊
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