
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

You know what’s funny? Every time I have to study, I suddenly want to clean my whole room.
「おかしいのはさ、勉強しなきゃいけない時に限って、急に部屋の大掃除がしたくなるのよね」
You know what’s funny? は「面白いのはさ」とか「何がおかしいって」のように、これから何か面白いことを話す時に使う前置き系の定番表現です。他にも You know what’s weird? なら「変なのはさ」「奇妙なことにね」、You know what’s crazy? なら「狂ってるのはさ」「何が狂ってるかって」といったバリエーションがあります。clean one’s whole room は「部屋全体を掃除する」「部屋の大掃除をする」という意味で、clean one’s whole house なら「家全体を掃除する」「家の大掃除をする」という意味になります。


Haha. Same! And I start organizing my highlighters into rainbow order, like that’s gonna help me pass the test.
「ハハハ、わかる!僕なんか蛍光ペンを虹色に並べ始めちゃうんだ。まるで、それで試験に受かるような気になってね」
start + ing は「~し始める」という意味、highlighter は「蛍光ペン」のことで、organize my highlighters into rainbow order なら「自分の蛍光ペンを虹色に並べる」という意味になります。like ~ は「まるで~のように・~みたいに」という意味、that’s gonna の gonna は going to の略ですから like that’s gonna help me pass the test で「まるで、それで試験に受かるような気になって」と言っていることになります。


Oh my gosh, I do that too! I line up my sticky notes by color, like Skittles.
「やだ、私も同じことをするよ!付箋を色ごとに並べたりして。まるでスキットルズみたいにね」
sticky notes は stickies とも言いますが、「付箋」のことですね。I do that too.は「私もそれと同じことをする」と言っていることになります。by color は「色ごとに」という意味の定番パーツ、by size なら「サイズごとに」となります。Skittles は海外のキャンディー菓子のことで、見た目は M&M’s やマーブルチョコレートに似ていますが、中身はチョコではなくフルーツ味のチューイング・キャンディーが入っています。


And then I feel like organizing my bookshelf, like sorting all my textbooks super neatly.
「それで今度は急に本棚の整理がしたくなるんだ。教科書を超きれいに分類・整理整頓!」
feel like + ing は「~したくなる」「~する気分になる」という意味の定番表現です。organize は既に出てきましたが「~をまとめる・整理整頓する」という意味の動詞ですので organize one’s bookshelf で「本棚の整理をする」という意味になります。sort は「~を分類する」という意味ですから sort all my textbooks super neatly で「全ての教科書を超きれいに分類する」と言っていることになります。


Tell me about it! And then I’m like, “Wait, my plants need water!”
「ほんとそれ!で急に『ちょっと待って、植物に水やらなきゃ!』ってなるのよ」
Tell me about it! を直訳すれば「それについて教えて下さい」となりますが、ここでの意味はちょっと違って「その通り!」とか「本当にそう!」のように、相手の発言に強く同意する際に使う口語特有の慣用表現となります。こういった表現は文法云々、面倒くさいことを考えずにネイティブ・スピーカーが使っている表現のまま、丸ごと覚えて使ってみると手っ取り早くカッコいい英語を話せるようになります。セリフ式英語習得法の詳細は無料教本で知ることが出来ますので右上のリンクまたは概要欄よりお気軽にどうぞ😊


Or the closet. I start folding clothes like I’m in the army.
「クローゼットの整頓とかね。軍隊みたいに服をきっちり畳み始めたりする」
fold は「~を折りたたむ」という意味の動詞で、I start folding clothes なら「服を折りたたみ始める」という意味になります。日本の伝統文化である「折り紙」も paper folding と言います。like I’m in the army は「まるで軍隊にいるみたいに」という意味ですね。


Haha! Anything but study. Oh, and don’t forget about scrolling TikTok, telling yourself “Just for a minute!”
「ハハ!勉強以外なら何でもやっちゃうよね。あと『ちょっとだけ!』って言いながら、ついついTikTok見ちゃうやつもあるよね」
anything but ~ は「~の他なら何でも」「~どころではない」という意味の定番表現です。ここでは Anything but study. で「勉強じゃなければ何でもやる」という意味になります。don’t forget about ~ は「~のことを忘れないで」という意味ですから don’t forget about scrolling TikTok なら「TikTok を見ちゃうことも忘れないで」、つまり「ついついTikTokを見ちゃうのもあるよね」と言っていることになります。


Yeah… that “minute” becomes an hour!
「そうそう…その『ちょっと』が1時間になるんだよ!」
minute は「分」「わずかな時間」のこと、an hour は「1時間」、つまり that “minute” becomes an hour で「その『ちょっと』が1時間になる」と言っているわけです。


Wait… speaking of time, what time is it now?
「あれ…ところで今何時?」
ここでも良い表現が出てきました。speaking of ~ は「~と言えば」という意味の前置き系表現で、ここでは speaking of time で「時間と言えば」という意味になります。What time is it now? は簡単ですね。「今何時?」という意味です。


WHAT?! It’s already midnight?!
「えっ?!もう夜中の12時?!」
英語には時間を表す表現がたくさんありますが、この It’s already ~. という表現もぜひ覚えておきたいです。特に時刻や時間を表す語句を続けることで「もうすでに~」という意味を表すことが出来ます。ここでは It’s already midnight?! で「もう夜中の12時!?」という驚きを表しています。


No way! We haven’t studied at all!
「ウソでしょ!全然勉強してないじゃん!」
No way! は「ありえない!」とか「うそでしょ!」のような驚きを表す口語の定番表現です。we haven’t studied は現在完了形の表現で、過去から現在まで「勉強していない」という意味を表します。ここでは not ~ at all という否定の強調表現がついて We haven’t studied at all! で「私たち、全く勉強していないじゃん!」みたいな意味になります。


Okay, okay! Enough excuses. Time to hit the books!
「もう言い訳はナシ!今こそ勉強を始める時だ!」
Enough excuses.を直訳すれば「十分な言い訳」ということですが、これは要するに「言い訳はもうたくさん」「言い訳はもういい」と言っていることになります。そして、ここで出てきたのが今回取り上げる定番表現 hit the books です。この表現を直訳すれば「本を叩く」ということですが、もちろんこれは比喩で、実際には「一生懸命勉強する」という意味になります。本を叩くように熱心に読むということから、Time to hit the books! で「今こそ猛勉強を始める時だ!」と言っているわけです。


Yeah, let’s hit the books… right after I reorganize my pens.
「そうね、勉強しよ…その前にペンをきれいに並べてと」
right after は「~の直後」という意味ですから、right after I reorganize my pens で「ペンを整理した後すぐに」という意味になります。


Oh no, here we go again!
「あー、また始まった!」
最後も良い定番表現が出てきました。here we go again は何か良くないことが再び起きた時に「まただ!」とか「またかよ!」みたいな呆れた感じの意味を表す口語の慣用表現です。

● ディクテーションの解答と解説:
If you want to pass the exam, you’d better hit the books.
「その試験に合格したいなら、一生懸命勉強した方がいいよ」
hit the books を直訳すると「本を叩く」となりますが、これは比喩で、本を叩くように読む=「猛勉強する」「一生懸命勉強する」といった意味の慣用表現になります。pass the exam は「試験に合格する」、そして You’d better ~ は「~した方がいい(さもないと…)」といった忠告系の定番表現ですね😊
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