
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

Oh, did you just see that?! Ohtani didn’t even need an interpreter!
「おお、今の見た!?大谷が通訳なしでインタビューに答えたぞ!」
Did you just see ~? は「今まさに~を見た?」といった意味の質問表現です。just を入れることで「今まさに」といった意味を加えることが出来ます。not even need ~ は「~さえ必要としない」という意味、ここでは not even need an interpreter つまり「通訳者」さえ必要としないと言っているわけですね。


Oh yeah? I thought he always used one. So, does he speak English now?
「そうなの?いつも通訳がいると思ってた。じゃ、英語が話せるんだ?」
Oh yeah? は日常会話でよく使う定番の相づち表現で「そうなの?」とか「本当?」のように、相手の発言に対する驚きや興味を表すことが出来ます。文脈によってはちょっと疑っているようなニュアンスで使われることが多いです。I thought ~ は「私は~だと思っていた」という意味の定番表現、ここでは he always used one で「彼は常に通訳者を雇っていたと思っていた」といった意味になります。


Well… not exactly. But he understood everything and answered right away in Japanese!
「いや…そうじゃないんだけど、全部理解して、すぐ日本語で答えたんだよ!」
not + 副詞 の定番表現はたくさんありますが、この not exactly は「必ずしも~ではない」「正確に~というわけではない」といった意味の否定を表す定番パーツですね。right away は「即座に」「直ちに」という意味の定番パーツで、ここでは answered right away in Japanese で「すぐ日本語で答えた」という意味になります。


Whoa, that’s impressive. I still panic when someone asks me for directions in a foreign language.
「うわ、すごいね。私なんて外国語で道を聞かれるといまだパニックになるもの」
That’s impressive.もぜひ覚えておきたい日常会話の定番表現で「それはすごい」といった意味を表します。I still ~ は「私はいまだ~する」という意味で、ここでは I still panic when someone asks me for directions in a foreign language.で「外国語で道を聞かれるといまだパニックになる」といった意味になります。


Same. Last week, a tourist asked me where the subway was, and I just pointed and said, “Uh… That way… I think.”
「俺も同じだよ。先週、観光客に地下鉄の場所を聞かれて、とりあえず指さして『あー、たぶん、あっち?』って言っただけだった」
ask someone where something is は「(人に)○○の場所を尋ねる」という意味の定番表現です。ここでは a tourist asked me where the subway was で「観光客に地下鉄の場所を尋ねられた」という意味になります。where the subway was のように過去形になっているのは主節 a tourist asked me の過去形に合わせているからですね。これを時制の一致と言います。


That’s better than me. I once told a guy the wrong way, and then I ran away so he wouldn’t find out.
「それならマシよ。私は一回、間違った道を教えちゃって、バレないようにその場から走って逃げたわ」
ここでも良い定番セリフが出てきました。That’s better than me.は「それなら私よりマシです」という意味を表します。tell someone the wrong way も丸ごと覚えておきたい表現で「(人に)間違った道を教える」という意味を表します。run away は「走って逃げる」、so he wouldn’t find out は「彼に気づかれないように」といった目的や結果を表しています。この so の使い方はぜひ押さえておきましょう。


Yikes, that’s brutal. That poor guy must’ve been so lost!
「まじかよ、そりゃエグイな。その人、気の毒に。メッチャ道に迷っただろうな!」
Yikes! は「うわっ!」とか「まじかよ!」「おっと!」といった驚きや嫌悪感を表す間投詞ですね。That’s brutal. は「それはエグイ」とか「それは酷い」といった意味の定番セリフになります。must’ve been は must have been を縮約した表現で「~であったに違いない」という過去の断定を表すことが出来ます。ここでは That poor guy must’ve been so lost! で「その気の毒な人はきっととても道に迷ったに違いない」といった意味になります。


I know, I know. But seriously, how did Ohtani get so comfortable with English?
「わかってるって。でも本当に、大谷ってどうやって英語力身につけたんだろう?」
日本語でも理解していることを強調したい場合に重ねて言うことがありますが、I know, I know. は「わかってる、わかってる」みたいな意味です。そしてここで今回取り上げる定番表現が出てきました。get comfortable with ~ は「~に慣れる」「~を使いこなせるようになる」といった意味の定番表現で、ここでは How did Ohtani get so comfortable with English? で「大谷選手ってどうやって自然な英語力を身につけたんだろう?」といった意味になります。


He’s just built different. The guy throws 100 mph fastballs, smashes home runs, and now he’s some kind of bilingual genius?
「もう、次元が違うんだよ。100マイルの速球投げて、ホームラン打ちまくって、さらにバイリンガルの天才とか?」
さて、ここでも面白い表現が出てきました。(be) built different を直訳すれば「違う作られ方をしている」ということで、つまり「普通の人とは違う」とか「次元が違う人だ」のように、何か才能がある人や独特な価値観を持っているような人のことを表す際に使う定番表現です。throw 100 mph fastballs は「時速100マイルの速球を投げる」、smashes home runs は「ホームランを打ちまくる」、some kind of bilingual genius は「バイリンガルの天才か何か」といった意味を表します。


Meanwhile, we can barely handle one language properly.
「一方で、私たちは母国語すら怪しいのにね」
meanwhile もぜひ覚えておきたい語ですね。これで「一方で」とか「同時に」といった意味を表します。can barely ~ は準否定の表現で、ここでは we can barely handle one language properly で「私たちは一つの言語さえ適切に扱えるか怪しいのに」といった意味を表します。handle は名詞では「取っ手」「ハンドル」といった意味がありますが、動詞では「~に何とか対処する」「~とうまく付き合う」といった意味があります。


You know what? We should totally start learning Japanese and send Ohtani a fan letter!
「そうだな、こうなったら俺たちも日本語を勉強して大谷にファンレターでも書くか!」
You know what? も日常会話では使わない時がない程よく使う定番セリフで、「あのさ」とか「いい?」「わかる?」のように、これから何かを話す際によく使う前置き系表現ですね。start + ing は「~し始める」という意味、send someone a letter で「(人に)手紙を送る」という意味の定番表現です。


Oh, big talk! Okay, so how do you say ‘hello’ in Japanese?
「ずいぶん大胆なことを言うわね!じゃ、「こんにちは」って日本語で何て言うの?」
ここでも良い語句が出てきました。big talk は「大言壮語」「大口」「自慢話」といった意味ですね。それから How do you say ○○ in Japanese? という定番フォームもぜひ覚えておきたいです。これで「○○って日本語で何て言うの?」という意味を表します。もちろん Japanese を English にかえれば「○○って英語で何て言うの?」という意味になります。


Umm… I dunno. Nintendo?
「うーん…わかんない。ニンテンドー?」
I dunno. は少し見慣れない表現ですが、これは I don’t know. の口語的な縮約表現になります。他にも例えば I’m going to を I’m gonna としたり、I want to を I wanna としたり、I got to を I gotta としたり、色々ありますね。


Wow. We’re a lost cause. Let’s just stick to English.
「うわ、私たち見込み無さそう。素直に英語一本でいきましょう」
さて、最後もぜひ覚えておきたい口語の定番表現が出てきました。a lost cause は「成功の見込みがないもの」「諦めた方が良いこと」といった意味を表す慣用表現です。そこで、We’re a lost cause.といえば「私たち、見込みが無いみたい」のような諦めを表す定番表現となります。そして stick to ~ は「~に執着する」「~にこだわる」といった意味で、ここでは Let’s just stick to English.で「私たちは英語一本でいきましょう」といった意味になります。

● ディクテーションの解答と解説:
It took me a while, but I finally got comfortable with my job.
「しばらく時間はかかったけれど、ようやく自分の仕事に慣れたよ」
It took me a while. は「しばらく時間がかかった」という意味の定番セリフです。to を続けて、例えば It took me a while to learn how to drive. とすれば「運転を覚えるのにしばらく時間がかかった」といった意味になります。そして今回取り上げる定番表現 get comfortable with ~ は「~に慣れる」「~を使いこなせるようになる」といった意味の慣用表現です。ここでは I finally got comfortable with my job.で「ようやく自分の仕事に慣れた」といった意味になります😊
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