
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

So… I almost adopted a new pet today.
「実は…今日、新しいペットを連れて帰りそうになったんだ」
almost は「ほとんど」「もう少しで」という意味の副詞、adopt は「~を採択する」「~を養子にする」という意味の他動詞で、adopt a new pet と言えば「新しいペットを引き取る・飼う」といった意味になります。


Oh, please tell me it’s not another lizard or something.
「えっ、お願いだから、またトカゲとかじゃないって言ってよ」
please tell me ~ は「お願いだから~だと言って」という懇願の表現です。ここでは it’s not another lizard or something が続いて「トカゲか何かじゃないって言って」と言っていることになります。lizard は「トカゲ」のことですね。


I saw this sign: “Talking Dog for Sale.” I thought it was a joke, but I had to check it out.
「『話す犬 売ります』って看板を見かけたんだ。冗談かと思ったけど、見に行かずにいられなかったんだよ」
I saw this sign. は「こんな看板を見かけた」という意味です。どんな看板かと言えば Talking Dog for Sale ということで、これは「話す犬、売ります」という意味になります。for sale は「売ります」「売り出し中」といった意味の定番パーツですね。アメリカでは売却したい車によく FOR SALE の看板が掲げられています。check out は「チェックアウトする」「~を借り出す」「~をよく調べる」といった意味の句動詞で、it などの代名詞を目的語にする場合は check と out の間に置いて check it out のようにします。


Wait, you actually went? Were you expecting the dog to give you an interview or something?
「えっ、本当に行ったの?犬と面接でもするつもりだった?」
actually は「本当に」「実際に」という意味の副詞です。expect someone to do something は「(人が)~するのを期待する」という意味の定番表現。give an interview は「面接・会見をする」という意味。つまり、expect the dog to give you an interview で「その犬との面接を期待する」といった意味になります。~ or something もぜひ覚えておきたい定番パーツで「○○か何か」「○○とか何とか」といった意味を付け加えることが出来る便利な表現です。


Yeah, I rang the bell, and the owner said, “He’s in the backyard.”
「ああ、玄関のベルを押したら飼い主が『犬なら裏庭にいるよ』って」
rang は ring の過去形で rang the bell なら「ベル・呼び鈴を鳴らした」という意味になります。owner は「オーナー」「持ち主」、ここでは犬の「飼い主」のことですね。backyard は「裏庭」のことです。


And you went to see this… “talking dog”? Hoping to catch his backyard TED Talk debut?
「で、その…『話す犬』を見に行ったのね?裏庭でのTEDトーク・デビューを期待して?」
hope to ~ は「~することを望む」「~したいと思う」という意味、catch は「キャッチする」「つかまえる」という意味ですが、テレビ番組や映画、ショーなどを逃さずに「見る」という意味もあります。TED Talk はアメリカの非営利団体が主催するプレゼンテーション講演のこと。ここでは Hoping to catch his backyard TED Talk debut? で「(犬の)裏庭での TEDトーク・デビューを見に行こうとでも?」といった意味になります。


Yep. I said, “So, what’s your story?” And the dog goes, “Well, I joined the CIA, did secret missions…”!!
「そう。「で、何か話してよ」って聞いたら、犬が喋り出したんだ。『いや、僕はCIAに入って極秘任務をやってね…』って!!」
What’s your story? はぜひ丸ごと覚えておきたい日常会話の定番質問系セリフで、相手のことについて何か話してもらいたいという時に「何か話してよ」とか「わけを聞こうか?」みたいな意味で使えるフレーズです。join は「~に接合する」「~に参加・加入する」といった意味の他動詞で、ここでは joined the CIA で「CIA に入った」という意味になります。CIA は Central Intelligence Agency、すなわちアメリカの「中央情報局」のことですね。


You’re kidding me! The dog actually talked?! Like, with real words coming out of its mouth?
「うそでしょ!本当に犬がしゃべったの?しかも、ちゃんとした言葉で口から話したってこと?」
You’re kidding me! もぜひ丸ごと覚えておきたい日常会話の定番セリフです。相手が信じられないようなことを言った時に「私をからかっているんでしょう?」「嘘でしょう?」みたいな意味で使います。似た表現に You’re kidding! というのがあって、こちらは「冗談でしょ?」のようにもう少し軽い感じで使います。talk with real words coming out of its mouth は「ちゃんとした言葉で口から話した」という意味になります。


I swear! He said he saved lives and just wanted a quiet life now. I was like, “This is amazing!”
「ほんとだよ!人命を救ったとか、今は静かに暮らしたいとか言ってさ。『これはすごい!』って思ったね」
I swear! を直訳すれば「私は誓う!」ということで「本当だよ!」とか「嘘じゃないと誓うよ!」みたいな意味ですね。save lives は「命を救う」、want a quiet life は「静かな暮らしを望む」という意味の定番表現です。それから I was like ~ というのも口語の定番表現で「私は~という感じだった」といった意味を表します。こういうパーツをサラッと使えるようになると、ネイティブっぽい話し方が出来るようになりますので是非覚えて積極的に使ってみて下さい☺


So… you were about to buy him? A talking dog’s gotta cost a fortune, right?
「それで…買おうとしたの?喋る犬なんて相当高いんじゃないの?」
(be) about to ~ は「もう少しで~する」「まさに~しようとする」という際どい動作を表す定番表現。You were about to buy him. なら「その犬をまさに買うところだった」といった意味になります。そしてここで出てきたのが今回取り上げる定番表現 cost a fortune です。cost は「費用がかかる」という意味で fortune は「幸運」「運勢」という意味もありますが、ここでは「大金」という意味を表します。つまり、、cost a fortune で「とても高い」「大金がかかるといった意味になります。


Yeah, I asked the owner, “How much for the dog?” And he goes, “Ten bucks.”
「うん、飼い主に『いくらですか?』って聞いたら、『10ドル』って言ったんだ」
How much for the dog? は How much is it for the dog? を短くした表現で、日常会話ではこのように縮約された表現が好んで使用されます。「その犬の値段はいくらですか?」という意味ですね。he goes の goes は says と同じ意味です。ten bucks の buck は「1ドル」のこと。つまり ten bucks なら「10ドル」ということになります。


Ten dollars?! That’s insanely cheap! I mean, even a normal dog costs more than that!
「10ドル?! メッチャ安いじゃない!普通の犬だってそれ以上するでしょ!」
insanely は「正気とは思えないほど」「メチャクチャに」という意味の副詞で、That’s insanely cheap! なら「メッチャ安いじゃん!」みたいな意味になります。I mean は「つまり」とか「要するに」といった、言い換えをする際の前置き系定番パーツです。Even a normal dog costs more than that! は「普通の犬でさえ、それ以上の値がする」という意味ですね。


Exactly! So I said, “Why so cheap?” And he says, “Because he’s a liar. He never did any of that stuff.”
「そうなんだよ!で『なんでそんな安いんですか?』って聞いたら、飼い主が『だってウソつきだからさ。あいつ、話すこと全部ウソなんだよ』って…」
Why so cheap? も Why is it so cheap? を短くした表現です。「なぜ、そんなに安いのですか?」という意味になります。liar は「嘘つき」のこと。He never did any of that stuff. は「あの犬はそんなこと一つもしたことがない」といった意味になります。つまり、犬が話していた CIA のことや人命を救ったことは全て嘘だったということです。


So, it wasn’t a “talking dog”… it was a lying dog?! One lying animal’s enough around here — you!
「つまり『話す犬』じゃなくて『嘘つく犬』だったってことね!?…嘘をつく動物はここに一匹いれば十分、アンタのことよ!」
a lying dog は「嘘をつく犬」という意味。lying は「嘘をつく」という意味の分詞形容詞です。enough は「十分な」という意味、around here は「この辺りでは」という意味の定番パーツ、最後 One lying animal’s enough around here. は「嘘をつく動物はここに一匹いれば十分!」と言っていることになります。

● ディクテーションの解答と解説:
Having three kids in college at the same time is gonna cost a fortune.
「子供3人が同時に大学に通うとなると、すごいお金がかかるよ」
have kids は「子供を持つ」という意味、in college は「大学に」、at the same time は「同時に」という意味の定番パーツですから、Having three kids in college at the same time で「子供3人が同時に大学に通うこと」という意味になります。gonna は going to の縮約形、そして cost a fortune は今回取り上げる定番表現で「とても高い」「大金がかかる」という意味を表します😊
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