
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

We ordered our pizza almost an hour ago, and I’m starving! Did they forget about us or something?
「ピザを頼んでから1時間も経つわ。もう私、お腹ペコペコ!私たち、忘れられちゃったとか?」
I’m starving! の starve は「餓死する」という意味ですが、もちろん本当に飢え死にすると言っているのではなく、それほど「おなかが空いている」「おなかペコペコだ」と言いたい時に使う比喩の定番表現です。forget about ~ は「~について忘れる」という意味、~ or something? は「~か何か?」「~とか?」といった意味の口語の付け足し系定番パーツです。


Maybe the driver got lost… or stopped somewhere and ate it himself.
「配達の人、道に迷ったのかもな…もしくは途中で止まって、自分で食べちゃったとか」
get lost は「迷子になる」という意味で、ここでは Maybe the driver got lost. で「多分、配達員が道に迷ったのかも」と言っていることになります。stop somewhere は「どこかで立ち止まる」という意味、eat it oneself は「一人で食べる」という意味になります。


Not funny, my stomach’s been growling for an hour. I’m so hungry I could eat a horse!
「笑えないわ。もう1時間もお腹がグーグー鳴ってるんだから。今なら何でも食べられそうよ」
ここでも丸ごと覚えておきたい定番セリフが出てきました。My stomach is growling. は「おなかがグーグー鳴っている」という意味の定番表現です。また I’m so hungry I could eat a horse! を直訳すれば「馬を丸一頭食べられるほどお腹が空いている」となりますが、要するにそれぐらい空腹であると言っているわけですね。


Okay, okay. Calm down. I’ll call them and see what’s going on.
「わかったって、落ち着けよ。電話してどうなってるのか確認してみるよ」
Calm down.は興奮したり、大声を上げたりしている人に対して「落ち着いて」とか「静かにして」みたいに言う時に使う定番セリフです。see what’s going on も分解せず、このまま覚えておきたい表現で「どうなっているのか確認する」という意味を表します。


Tell them we ordered over an hour ago, and ask if they’re even planning to deliver it tonight!
「もう1時間以上前に注文したって言ってやって!今夜中に届けるつもりがあるのかも聞いて!」
over an hour ago は「1時間以上前」という意味の定番パーツ、そして ask if ~ は「~かどうか尋ねる」という意味の定番表現です。ここでは ask if they’re even planning to deliver it tonight で「今夜中に配達するつもりがあるのか尋ねる」と言っていることになります。


Hi, there, we ordered a large pepperoni pizza an hour ago… Oh, you mean the driver just left? Uh-huh. Okay, thanks.
「あ、もしもし?1時間前にラージのペパロニピザを頼んだんですが…え、今出たところ?そうですか。わかりました、どうも」
Hi, there.は「やあどうも」とか「やあ元気?」のように、親しい相手に対して使う定番のあいさつ系表現です。pepperoni pizza は「ペパロニのピザ」のこと、you mean は「つまり」とか「要するに」のように相手の言っていることを確認する時に使う定番セリフです。


What did they say? Don’t tell me they said “The driver just left.”
「なんて言ってた?まさか『今出たところです』なんて言ってなかった?」
Don’t tell me ~.もよく使う定番フォームで「~とは言わないで」とか「まさか~とは言わないで」といった意味を表します。The driver just left.は「配達員は今出たところです」という意味ですから、Don’t tell me they said “The driver just left.”で「まさか今出たところなんて言わないでよ」と言っていることになります。


Oh, you’re psychic. They said the exact same thing — “The driver just left.” Word for word.
「うわ、超能力者かよ。そのまんま同じこと言ってた。『今出たところです』って。一言一句違わずね」
psychic は「精神の」「心霊の」という意味の形容詞ですが、ここでは名詞として「霊能者」「超能力者」といった意味で使われています。the exact same thing は「まったく同じこと」という意味、そして word for word もぜひ丸ごと覚えておきたい表現で「一語一語」「一言一句違わずに」といった意味を表す定番パーツです。


What?! Are you kidding me? They’re making excuses like a Japanese soba delivery guy!
「何よそれ?冗談でしょ、まるで日本の蕎麦屋みたいな言い訳じゃない!」
Are you kidding me? も口語定番のセリフで「冗談でしょう?」とか「ウソでしょう?」みたいな意味を表します。make excuses は「言い訳をする」という意味の定番表現で、ここでは They’re making excuses like a Japanese soba delivery guy! で「まるで日本の蕎麦屋みたいな言い訳じゃない!」と言っていることになります。


Hey, come on. At least they said they left, right? Let’s give them a few more minutes.
「まぁまぁ、少なくとも出たって言うんだからさ。もう少し待ってみようよ」
come on は、ここでは「ちょっと待ってよ」とか「まあまあ」のように、相手をなだめるニュアンスで使われています。~,right? は「~だよね?」のように相手に確認するような感じで尋ねる付加疑問文の一種ですね。give someone a few more minutes を直訳すれば「(人に)もう数分与える」ということで、Let’s give them a few more minutes. なら「もう少しだけ(彼らを)待ってあげようよ」といった意味になります。


You’re so patient. If it were me, I’d say, “How about we go pick it up ourselves?
「あんたってすごく我慢強いね。私だったら『もうこっちから取りに行こうか?』って言ってるわよ」
If it were me は仮定法の定番表現で「もしそれが私だったら」という現実には起こり得ない仮定を表します。go pick it up は「それを取りに行く」という意味ですね。


Oh—doorbell! It’s about time. Well, seems like you don’t have to eat a horse tonight.
「おっ、チャイム鳴った!やっと来たか。これで今夜は馬を食べずに済みそうじゃないか」
そして、ここで出てきたのが今回取り上げる定番セリフ It’s about time. です。これは It’s about time to ~ や It’s about time for ~ の形で「そろそろ~する時間だ」あるいは「そろそろ~の時間だ」という意味を表しますが、単体で It’s about time. と言ったり、後に仮定法過去の表現を続けたりした場合は、「やっとだ」とか「ようやくだ」のように長い間待たされたことや待ちくたびれた時の皮肉の表現として日常会話ではよく使われます。

● ディクテーションの解答と解説:
She finally texted me back, and I was like, “It’s about time!”
「彼女からようやくメールの返信が来て『やっとかよ!』って感じだった」
finally は「ついに」「ようやく」という意味の副詞、text someone back は「(人に)メールの返信をする」という意味の定番表現です。I was like ~ というのは日常会話でよく使う口語の定番表現で「~って感じだった」といった意味を表します。そして今回取り上げる定番表現が It’s about time. で、It’s about time + 主語 + 動詞の形であれば「もう~しても良い頃」「そろそろ~の時間」といった意味になりますが、単体で It’s about time. のように使うと「やっとだ」とか「ようやくか」のように、待ちくたびれた時の皮肉表現として使うことが出来ます😊
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