
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

Hey, you’ve been checking your phone all morning. Everything okay?
「ねぇ、朝からずっとスマホ見てるけど、大丈夫?」
you’ve been checking your phone は you have been checking your phone を縮約した現在完了進行形の表現で、all morning …つまり「朝からずっとスマホを確認している」という動作の継続を表しています。Everything okay? は Is everything okay? を短くした定番セリフで「大丈夫?」とか「問題無い?」のように尋ねる時によく使います。


It’s my mom. She hasn’t texted me since Thursday.
「ママよ。木曜からメッセージがないの。」
She hasn’t texted me since Thursday. も現在完了形の表現で、ここでは since Thursday…つまり「木曜日から現在まで」メールが来ないと言っていることになります。text は「文」「文章」という意味がありますが、動詞としては「~にメールを送る」という意味があります。


That’s only been two days. She’s probably doing a digital detox or something.
「まだ2日じゃん。たぶんデジタルデトックスでもしてるんじゃないの?」
probably は「たぶん」「おそらく」という推量を表す副詞で、maybe よりも強い確信に近い推量を表します。do a digital detox は「デジタルデトックスをする」という意味。デジタルデトックスとは、スマホやパソコンの使用を控えて、SNS やインターネットから意識的に距離を置くことです。


You don’t know my mom. She usually sends me, like, thirty messages a day!
「うちのママを知らないのね。普段は一日に30通は送ってくるのよ!」
ここは簡単でしたね。You don’t know ~. は「あなたは~を知らない」、usually は「普段」「たいてい」という意味の副詞、そして send someone something は「(人に)何かを送る」という定番表現です。なお、ここで出てきた like は「好き」という意味の動詞ではなく「だいたい」「およそ」「~くらい」といった意味の間投詞です。


Oh, those messages like “It’s windy today,” “Bananas are on sale,” and “Don’t forget your sunscreen,” right?
「あぁ、あの『今日は風が強いわね』とか『バナナが特売よ』とか『日焼け止め塗った?』のメッセージのことね」
windy は「風がある」「風が強い」という意味の形容詞、(be) on sale は「セール中」「安売り・特売中」という意味の定番パーツ、そして sunscreen は「日焼け止め」のことです。


Exactly! So if she’s quiet, something’s up. I mean, she could talk to a tree if no one’s around.
「そう!だから静かだと何かあるんじゃないかって心配になるわ。だって、周りに誰もいない時は木に話しかけるような人だもん」
Exactly! は「その通り!」とか「まさにそう!」といった意味の副詞です。このように日常会話では副詞一語で返答することがとても多いので、会話でよく使う副詞は一通り覚えておくと便利です。something’s up は「何かが起きている」「何かある」という意味の定番表現ですね。


Thirty messages a day? That’s not texting — that’s a full-time job!
「1日に30通?それってもう『フルタイムの仕事』じゃん!」
thirty messages a day は「一日30通のメッセージ」という意味、texting は先ほども出てきましたが「メールを送ること」という意味です。full-time job は「フルタイムの仕事」のこと。このあたりは簡単でしょうか。


I know, right? So when she’s quiet, I start checking if my phone’s still working.
「でしょ?だからママが静かになると、こっちのスマホが壊れたんじゃないかって調べちゃうのよ」
I know, right? も丸ごと覚えておきたい口語の定番セリフで「でしょ?」とか「だよね?」みたいな同意を表す相づち表現です。start + -ing は「~し始める」という意味、check if ~ is still working は「~がまだ正常に動いているか確認する」という意味の定番表現になります。


Relax, she’s fine. You know what they say — No news is good news.
「落ち着けって、きっと元気だよ。『便りがないのは良い知らせ』って言うだろ?」
You know what they say. は「よく言うじゃない」とか「諺にもあるでしょ」みたいな意味の定番セリフで、その先に諺やよく言うフレーズを続けます。そしてここで出てきたのが今回取り上げる定番セリフ No news is good news.です。この news は日本語でも「ニュース」と言いますが -s がついていても常に単数扱いの不可算名詞です。つまり、be 動詞を続けるのであれば is か was を使うようにします。また不可算名詞なので a news のように不定冠詞 a を付けることも出来ません。ぜひ覚えておいて下さい。


Maybe… but I might have to go knock on her door and ask if she forgot how to use her phone…Oh, speak of the devil! It’s her!
「そうかもね…でも家まで行って『スマホの使い方忘れたの?』って聞かなきゃいけないかも…あっ、噂をすれば何とやら!ママからだ!」
knock on one’s door は「(人の)家のドアを叩く」、つまり「(人の)家を訪ねる」という意味の定番表現です。それからここでも良い表現が出てきましたが speak of the devil は「噂をすれば影」「噂をすれば何とやら」という意味の定番パーツです。こういうのは丸ごと覚えて使ってみると良いです。


See? I told you! Now, what’s the big news? Did she win the lottery or bake another hundred muffins?
「ほら言ったろ?で、何のニュースだ?宝くじでも当たったか、それともまたマフィン100個焼いたか?」
I told you! は「言ったでしょ!」という意味の定番セリフ、win the lottery は「宝くじに当たる」という意味の定番表現です。bake another hundred muffins は「さらに100個のマフィンを焼く」という意味になります。


Oh my gosh, she said she dropped her phone in the toilet and just got a new one!
「やだもう、スマホをトイレに落として新しいの買ったんだってさ!」
出来ればこんな表現は口にしたくありませんが drop one’s phone in the toilet は「スマホをトイレに落とす」という意味の定番表現です。got a new one は「新しいものを手に入れた」という意味ですね。

● ディクテーションの解答と解説:
No news is good news… that’s what I keep telling myself.
「便りがないのは良い便り…って自分に言い聞かせてるんだ」
今回取り上げた No news is good news. というのは英語のことわざで「便りがないのは良い便り」という意味を表します。動画内でも解説した通り、news は -s がついていますが不可算名詞、単数扱いです。keep ~ing は「~し続ける」という意味の定番表現。that’s what I keep telling myself は「それが自分に言い聞かせ続けていることです」という意味になります😊
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