
● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:

You’ll never believe what happened at work today. It was like I got pulled into some totally stupid sitcom episode.
「今日、職場で信じられないことがあったのよ。本当にくだらないシットコムのエピソードに出て来るような話なんだけどね」
You’ll never believe what happened today.は「今日起きたことは絶対に信じられないはずだ」、つまり「今日、信じられないことが起きたんだ」…のように、その日にあった信じられないようなことを相手に伝える際に使う定番の前置き系表現です。at work は「職場で」「仕事中に」といった意味の定番パーツですね。get pulled into ~ は「~の中に引き込まれる」という意味で、ここでは I got pulled into some totally stupid sitcom episode.で「本当にくだらないシットコムのエピソード話の中に引きずり込まれる」といった意味になります。


Oh boy, this already sounds good. I’m all ears. What happened?
「うわ、既に面白そうじゃん。聞かせてよ、何があったの?」
Oh boy! は「うわ!」とか「まあ!」「何てこと!」みたいな意味の感嘆詞です。already sounds good は「既に良さそうに聞こえる」、つまり「既に面白そうに聞こえる」という意味を表します。そしてここで出てきたのが今回取り上げる定番セリフ、 I’m all ears. です。これはぜひ丸ごと覚えておきたい慣用表現で、直訳すれば「全身が耳になっている」ということですが、全身が耳になっているほど相手の話に興味・関心があるということを示して「ぜひ聞かせて!」とか「ぜひ話して!」のように、相手の話を促す定番表現になります。


You know Kyle, right? The guy with the desk that’s always a total junkyard and super nasty?
「カイルのこと知ってるでしょ?机がいつもジャンクヤードみたいな超・不潔な人」
You know 〇〇, right? は「〇〇のこと、知っているよね?」のように、相手が何かについて知っているかどうかを確認する定番質問フォームです。junkyard は「ガラクタ置き場」のこと、そして nasty は「汚い」「不快な」「性格の悪い」といった意味の形容詞になります。


Yeah, the one everyone complains about smelling so bad in the summer you can barely breathe around him, right?
「ああ、特に夏場なんか匂いがひどくて周りにいるだけで息が出来ないってみんなが言っているやつのことだろう?」
complain about ~ もぜひ覚えておきたい定番表現で「~について不平・不満を言う」という意味を表します。smell so bad は「ひどく匂う」「ひどい悪臭がする」といった意味ですね。barely は「辛うじて~する」「ほとんど~しない」という意味を表す準否定の副詞です。ここでは you can barely breathe around him で「彼の周りではほとんど息が出来ない」という意味になり、つまりそれほど「臭い」と言っているわけですね。


Yup, that’s him. Well, I finally asked him… “Do you even take showers?”
「そう、その人。でね、私とうとう聞いちゃったの。『あなたシャワー浴びてるの?』って。」
Yup.は yes のバリエーションで「うん」とか「そう」といった同意を表します。finally は「ついに」「ようやく」「最終的に」といった意味の副詞で、ここでは I finally asked him.で「とうとう彼に聞いてしまった」という意味になります。take a shower は「シャワーを浴びる」という意味ですから、Do you take showers? なら「あなたは普段シャワーを浴びますか?」という意味になりますが、ここでは Do you even take showers? とすることで「あなた、シャワーさえ浴びてないんじゃない?」といった皮肉っぽいニュアンスの質問になっています。


Ha-ha! Get outta here! You asked him that for real? So, what did he say?
「ハハ、マジかよ!それ、本当に聞いたの?で、何て答えた?」
Get outta here! は直訳すれば「出ていけ!」ということですが、実際の意味としては「ちょっと待ってよ!」とか「マジかよ!」「まさか!」みたいな感嘆や驚きを表す定番セリフになります。for real は「本当に」「実際に」という意味の定番パーツで、ここでは You asked him that for real?で「それを本当に彼に聞いたの?」といった意味になります。


He goes, “Yeah, like once every two weeks,” like it was the most normal thing in the world.
「『うん、2週間に1回くらいかな』って。まるでそれが世界の常識みたいにね」
He goes の go は say と同じ意味で、会話などでストーリーを語る際によく使われる定番表現です。過去形 went にしても良いですが、現在形にすることで話に臨場感を出すことが出来ます。これを Historical Present、「歴史的現在」と呼び、ストーリーの朗読や体験談などを語る際によく用いられます。日本語でも過去のことを現在形で表すことはよくありますね。例えば「昨日、駅で知らない人に声をかけられました」という過去の叙述を「昨日さ、駅で知らない人が声かけてくるの!」のように現在形にすることでより臨場感を醸し出すことが出来るわけです。


Ew! Once every two weeks?! Man, how does he not just drop dead from his own smell?
「ゲッ!2週間に1回だって?!うわ~、よく自分の臭いで倒れたりしないな!」
once every two weeks は頻度を表す定番表現で「2週間に1回」という意味を表します。once a week なら「1週間に1回」ですね。そして drop dead from ~ は「~で倒れて死ぬ」「~でくたばる」といった意味のスラング表現です。ここでは How does he not just drop dead from his own smell? で「よく自分の臭いで倒れたりしないな!」といった意味になります。


And get this — it gets even crazier. He asked me, “How about you?” So, I answered, “Every day, of course.”
「でね、ここからさらに強烈だから聞いて。なんと彼、『君はどうなの?』って聞いてきたのよ。もちろん『毎日よ』って答えたわ」
Get this. は「聞いて」とか「ここが重要です」といった意味の定番セリフです。get + 比較級は「さらに~になる」という意味、ここでは It gets even crazier. で「さらにクレイジーな話になる」といった意味になります。How about you? は「あなたはどうですか?」のように、相手の状況や状態を尋ねる定番セリフですね。


Uh-oh, here comes the best part. What did he say back to you?
「あちゃー、ここからがまさにクライマックスだな。彼は何て?」
Uh-oh は「おっと」とか「あらら」「あ~あ」のように失敗や失望、驚きなどを表す定番の間投詞です。そしてこれもぜひ丸ごと覚えておきたいですが Here comes the best part. は「ここからが一番の見ものだ」とか「ここからが一番面白いところだ」みたいな意味を表す定番セリフです。こんなのは細かく分解せず丸ごと覚えて使うと良いです。say back to ~ は「(人に)言い返す」という意味の定番表現ですね。


He looked at me like he couldn’t believe it and said, “Are you that dirty you need a shower every day?”
「まるで信じられないって顔をして、こう言ったのよ。『君って毎日シャワーを浴びなければいけないほど汚いのか?』だって!」
like one couldn’t believe it は「まるで信じられないって顔をして」という意味、Are you that dirty? の that は形容詞を強調して「あなたってそんなに汚いのですか?」といった意味を表します。どんなに汚いのかと言えば、you need a shower every day…、つまり「毎日シャワーを浴びる必要がある」ほど汚いと言っているわけですね。


Oh man, of all things, that’s what he said? That’s priceless. You should totally get him a bar of soap for his birthday.
「おいおい、そっちかよ。そりゃ傑作過ぎるな。今度の誕生日、絶対に石鹸一つプレゼントしてあげるべきだね」
さて、ここでもぜひ覚えておきたい定番パーツやセリフが出てきました。of all things は「こともあろうに」「よりにもよって」という意味の定番パーツ、That’s priceless. は「それは最高だ」とか「それは超・面白い」といった意味の定番セリフになります。totally get someone ~ は「(人に)絶対~をあげる・与える」という意味、ここでは You should totally get him a bar of soap for his birthday.で「今度の誕生日、絶対に石けん一つプレゼントしてあげるべきだ」といった意味になります。


Or, maybe a whole box! I was laughing so hard I couldn’t even say anything.
「ううん、箱ごとあげるわ!もう笑いが止まらなくて、何も言葉が出て来なかったけどね」
a whole box は「ひと箱丸ごと」という意味、つまり石鹸一個ではなく箱ごとプレゼントすると言っているわけです。laugh so hard I couldn’t even say anything は laugh so hard (that) I couldn’t even say anything の that が省略された表現で「あまりにも笑い過ぎて何も言葉が出て来なかった」という意味になります。こんな表現も丸ごと覚えてパッと使えるようにしておきたいですね。

● ディクテーションの解答と解説:
So, how did your first date go? I’m all ears.
「で、初デートはどうだったの?聞かせてよ!」
date は「日付」という意味の他、文字通り「デート」の意味があります。ここでは How did your first date go? で「それで、初デートはどうだったの?」といった意味になります。go は「行く」という意味ですが、このように物事や状態の進展・進行を表すことが出来ます。そして I’m all ears.は今回取り上げる定番セリフということで、直訳すれば「私は全身が耳です」ということですが、全身が耳になっているほど、相手の話に興味・関心があるということを表します。面白いセリフですね😊
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