● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:
Wow, this aquarium tunnel is amazing. It’s like we’re underwater with them.
「うわぁ、この水族館のトンネルすごいね。本当に魚たちと一緒に水中にいるみたいだ」
aquarium tunnel は、大きな水族館にあるドーム型の通路で、まるで水中を歩いているかのように感じるトンネル状の部分のことですね。underwater は、ここでは「水中の」「水中にいる」「水面下の」といった意味の形容詞です。
I know, right? Look at that stingray — it’s like it’s flying.
「でしょ?見て、あのエイ。まるで飛んでるみたい」
さて、今回も早速、口語の定番セリフが出てきました。I know, right? は「でしょう?」とか「そうだよね?」のように相手に同意を表す相づち表現の一つです。stingray の sting は「針」や「トゲ」のことで、特に毒針を持つ「エイ」のことを指します。
And that shark over there! Total boss vibes.
「それと、あそこにいるサメを見て!ボス感がすごいよ」
over there はちょっと離れた場所のことを指して「あそこ」とか「あちら」といった意味を表します。total boss vibes の vibes は vibrations を略した語で「感覚的な波動」や「感じ取れる雰囲気」といった意味があります。ここでは total boss vibes で「完全なボス感」「完全なボスの雰囲気」といった意味になります。
You would say that. Oh, look at those tiny clownfish! They’re so cute.
「そう言うと思った。あ、あのちっちゃいカクレクマノミ見て!めっちゃ可愛い」
You would say that.もぜひ丸ごと覚えておきたい定番セリフですね。直訳すれば「あなたならきっとそう言うだろう」ということで「あなたらしいね」とか「そう言うと思った」といった意味合いで使われる慣用表現になります。tiny clownfish の tiny は「小っちゃい」「ちっぽけな」といった意味の形容詞、そして clownfish は「カクレクマノミ」という魚のことです。
Yeah, they’re like, “Hey, we’re the stars of Finding Nemo! Don’t you know who we are?”
「ああ、『僕たちファインディング・ニモの主役だよ!知らないの?』って言ってるみたい」
Finding Nemo はご存知ディズニー・ピクサーの映画『ファインディング・ニモ』のこと。先ほどのカクレクマノミ」が主役のアニメ作品です。ちなみに Nemo という名前はジュール・ベルヌの冒険小説『海底二万里』の主人公である Captain Nemo「ネモ船長」が元になっています。
Ha-ha. Oh, check out that glowing jellyfish tank! It’s like a neon light show.
「ハハハ。あ、あの光ってるクラゲの水槽見て!まるでネオンライトのショーみたい」
check out は「~をチェックする・確認する」という意味の句動詞で、it などの代名詞を目的語にする場合は check it out のように語と語の真ん中に置きます。日本語でも「チェキラ」とか「チェケラ」なんて言いますが、まさにその Check it out! のことです。jellyfish は「クラゲ」のこと。一般的な海洋生物の名前は英語で言えるようにしておきたいですね。
Whoa, that’s so trippy. If I ever throw a party, I’m totally getting a jellyfish tank.
「うわぁ、めっちゃ幻想的だな。僕がパーティー開くとしたら、絶対クラゲの水槽置くわ」
That’s so trippy. の trippy は、薬物摂取などによるトリップ状態や幻覚作用を表す trip という語が元になった形容詞で「幻想的な」「幻覚的な」「頭がクラクラする」といった意味があります。throw a party は前回も出てきましたが「パーティーを開く」という意味の定番表現ですね。そして a jellyfish tank の tank は のことを表します。
You? A jellyfish party? You’ve got good taste!
「あなたが?クラゲパーティー?センスいいね!」
さて、ここで今回取り上げる定番セリフが出てきました。You’ve got good taste! は「センスいいね!」のように、相手のセンスや感性が優れていることを褒める定番表現です。英語にはこのような compliments「褒め言葉」がたくさんあります。日本人はあまり人を褒めませんが、センスがいいと言われて喜ばない人はいませんから、ぜひこのような定番セリフを丸ごと覚えて積極的に使ってみましょう。
Of course I do! Imagine how cool it’d look — everyone would love it!
「もちろんさ!想像してみてよ、めっちゃクールだし、みんな気に入るに決まってるよ!」
Imagine how ~ という定番フォームも是非覚えておきたいですね。「どんなに~か想像してごらん」といった意味を表します。Imagine how cool it’d look.は「それがどんなにクールに見えるか想像してごらん」といった意味になります。ここでは想像、つまり仮定の話をしているので it would や everyone would love it のように助動詞 would を使って断定感を和らげています。
Yeah, sounds fun. Oh, look — there’s the gift shop. Wanna check it out?
「ええ、楽しそうね。あ、見て、ギフトショップがあるよ。ちょっと見てみる?」
sounds fun は That sounds fun. を略した表現で「楽しそうに聞こえる」という意味を表します。Wanna check it out? の Wanna は want to の略で、ここでは Do you want to check it out? という英文が短く縮約されています。英語の口語では Do you want to ~? を短く Wanna ~? で置き換えることがよくあるので、ぜひ覚えておきましょう。
Gift shops are dangerous territory. You always end up buying something ridiculous.
「ギフトショップって危険地帯だよね。いつも最後に必ず変なもの買うことになるから」
end up ~ing もぜひ覚えておきたい表現です。これで「結局~することになる」という意味を表します。ここでは You always end up buying something ridiculous.で「いつも最後に必ず変なものを買うことになるじゃん」みたいな意味になります。
Ridiculous? Like what?
「変なものって?例えばどんな?」
ridiculous は「ばかげた」「おかしな」「変な」といった意味の形容詞です。そして Like what? といった表現も、とても口語的な表現で、日常会話ではよく使われます。ぜひ丸ごと覚えて使ってみて下さい。これで「例えばどんな?」といった意味を表します。
Like, I don’t know… a pair of garden eel body pillows?
「例えば、わかんないけど…チンアナゴの抱き枕とか?」
like は「~を好む」という意味がありますが、「例えば」とか「~みたいな」「~のような」「~とか」といった意味でも使われる日常会話最頻出の単語の一つです。Like を上手く使うことで、より自然な英語を話せるようになりますので、ネイティブ・スピーカーがどのような感じで使っているかよく観察して真似てみましょう。garden eel は「チンアナゴ」のこと、そして body pillow は「抱き枕」のことです。
That’s oddly specific. Don’t worry, I’m just browsing. Maybe I’ll find something small, like a keychain.
「何それ、やけに具体的だね。安心して、見るだけだから。せいぜい小物とか、キーホルダーを探すくらいかな」
最後もぜひ丸ごと覚えておきたい定番セリフが出てきました。That’s oddly specific.は「それってやけに具体的だね」みたいな意味を表すフレーズです。それから I’m just browsing. もショッピングの際などによく使う表現で「ただ見ているだけです」といった意味を表します。似た表現に I’m just looking. というのもあります。買うつもりはなく、ただ商品を見ているだけです…と伝えたい時に使ってみると良いでしょう。keychain は「キーホルダー」のことで、英語で key holder というと「鍵の保管者」とか「鍵をかけておく場所」といった意味になりますので違いに気を付けましょう。
● ディクテーションの解答と解説:
Your playlist is awesome! You’ve got good taste.
「あなたのプレイリスト最高!いいセンスしているね」
playlist は音楽や動画を特定の順番で再生するために選んだリストのことです。例えばドライブやパーティーなどで、雰囲気に合わせた曲などをリストにして再生することでムードを盛り上げることが出来ます。当然、音楽的あるいは映像的なセンスが求められますので、ここでは You’ve got good taste.「いいセンスしているね」と褒められているわけですね。awesome は「すごい」「素晴らしい」「最高」といった意味の、これまた定番褒め言葉の一つです😊
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