● 動画のスクリプトと和訳・解説テキスト:
That roast beef was amazing! Did you make it yourself?
「あのローストビーフ、最高だったわ!あなたが作ったの?」
英語では「素晴らしい」という意味を表す形容詞がたくさんありますが、amazing もそんな語の一つです。ここではローストビーフの味が最高だった!と言っているので、他にも so delicious や incredible、fantastic、perfect 等を使うことが出来ます。make something oneself は「自分で○○を作る」という意味の定番表現です。似た表現に DIY がありますが、これは Do It Yourself の略ですね。「自分でやる」、つまり「自分で作る」という意味を表します。
Thanks! Actually, I spent all morning seasoning and roasting it. How was the gravy?
「ありがとう!実は、午前中ずっと味付けして焼いてたんだ。グレイビーソースはどうだった?」
actually は「実は」とか「実際のところ」といった意味の副詞で、日常会話ではよく使います。spend all ○○ ~ing も、ぜひ覚えておきたい定番表現ですね。これで「○○の間ずっと~する」という意味を表します。ここでは I spent all morning seasoning and roasting it.で「午前中ずっと味付けして焼いていた」という意味になります。seasoning は日本語でも「シーズニング」で通じますが「味付けする」「風味を付ける」という意味ですね。そして How was ~? という定番フォームが出てきました。これは「~はいかがでしたか?」という感想を尋ねる際の定番表現です。
So good! The flavors were perfect. I think I ate too much of it, though.
「とても美味しかったわ!味が完璧だった。でも、ちょっと食べすぎちゃったかも…」
英語で「美味しい」というのは delicious で合っていますが、意外とネイティブ・スピーカーは「美味しい」という時にシンプルに good を使うことが多いです。そして、The flavors were perfect.は、食べ物の味を褒める際の定番表現の一つです。特にさまざまな香辛料が使われている複雑な味について誉める場合はこのように複数形で表します。ate は eat の過去形で ate too much は「食べ過ぎた」という意味の定番表現になります。それから、文末に though という語が置かれていました。これは「~だけど」「~ではあるが」といった意味を表します。日本語で言う「食べ過ぎちゃったかも…」の「かも…」にあたる表現ですね。
Same here. I’m stuffed! I don’t think I can eat dessert right now.
「僕もだよ。お腹いっぱいだ!今はデザートを食べられそうにないな」
ここでも良い表現が出てきました。Same here.は「こちらも同じ」という意味で「私も同じです」という共感を表す定番表現です。他にも、例えばレストラン等で注文する際に、相手と同じものを頼むような時に Same here, please. と言います。そしてここで出てきたのが今回取り上げる定番セリフ、I’m stuffed! です。これは I’m full! と似た表現で「お腹いっぱい!」という意味を表しますが、より満腹感を強調した言い方になります。少し大袈裟に、ふざけて言うような時に使う定番表現ですね。
Oh no! What about the apple pie I brought?
「えーっ!私が持ってきたアップルパイはどうするの?」
What about ~? は「~はどうするの?」という意味を表す定番質問フォームです。似た表現に How about ~? というのがありますが、こちらは「~はいかが?」という提案を表します。ここでは What about the apple pie I brought? で「私が持ってきたアップルパイはどうするの?」といった意味を表しています。
Don’t worry, there’s always room for dessert. It smells heavenly!
「心配しないで、デザートは別腹さ。すっごくいい匂いがするね!」
さて、ここでも是非覚えておきたい面白い表現が出てきました。There’s always room for dessert.は「デザートは別腹」という意味の定番セリフです。他にも I have room for dessert. や I’ll save room for dessert. といったバリエーションがあります。room は「部屋」のことですが、このように「余地」とか「余裕」といったニュアンスがあります。It smells heavenly! は「天国みたいな匂いがする」ということで、特に料理やデザートなどで匂いや香りを褒める時によく使う定番セリフです。
I knew you’d say that. It tastes even better than it smells.
「そう言うと思ったわ。味は匂い以上にいいんだから」
今回は丸ごと覚えておきたい定番セリフがとても多いですね。I knew you’d say that.は「そう言うと思った」という意味の定番表現です。こういったフレーズは単語単位で分解せずに丸ごと真似て使ってみるとネイティブっぽい英語を話せるようになります。even better than ~ は「~より更に良い」という意味の強調表現です。even を付けることで語気を強めることが出来ます。
Alright, you’ve convinced me. Let’s try it later!
「そうなんだ、君の言葉で納得したよ。あとで食べよう!」
ここでも良い表現が出ました。You’ve convinced me. の convince は「人を説得する・納得させる」という意味で、ここでは「君の言葉で納得したよ」といった意味を表します。相手の言葉に納得したり、その言葉で確信を持てた…といった時に使う定番表現ですね。try it later は「あとで挑戦する」「あとで試す」という意味です。
Sure, just don’t fall asleep before trying it!
「もちろん、でも食べる前に寝ちゃわないでね!」
fall asleep は「眠りに落ちる」「寝入る」という意味ですね。似た表現に go to sleep というのがありますが、fall asleep は意識せずに眠ってしまうようなニュアンスである一方、go to sleep の方は「眠りにつく」「寝る」のように意図的に寝ることを表します。
Haha, no promises! But I’ll do my best.
「ハハ、保証はできないけど!頑張るよ」
No promises! は「約束は出来ない」「保証は出来ない」といった意味の定番表現です。他にも No guarantees! なんていう言い方があります。そして最後に出てきた I’ll do my best.も定番のセリフで「ベストを尽くします」とか「出来るだけ頑張ります」といった意味を表します。このように、英語を話す時には単語単位で文法を考えながらその場で組み立てるのではなく、ネイティブが使っている慣用表現をそっくりそのまま、丸ごと真似て「自分専用のセリフ」として使ってみるのが一番手っ取り早いです。
● ディクテーションの解答と解説:
I’m so stuffed, I can’t even think about eating more.
「お腹がパンパンで、もうこれ以上食べるなんて考えられないよ」
まずは今回取り上げた定番セリフ I’m so stuffed. から始まりました。動画でも解説した通り、I’m stuffed. は I’m full. というよりもさらに「お腹がいっぱい」という意味、つまり「お腹がパンパンではち切れそう」とか「お腹がきつくて苦しい!」みたいなニュアンスになります。can’t even think about ~ing は「~することさえ考えられない」という意味ですね。こういった定番表現はそのままあなたのシチュエーションに落とし込んで色々とセリフを考えてみると良いです。eat more は「もっと食べる」「これ以上食べる」といった意味ですね😊
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